名前:幸(さち)/Name: Sachi

幸の名前を決めるときに、メスの日本犬なので日本の名前にしたいと思い「歯切れのいい子音が入っていて犬自身が聞こえやすく、日本語が母国語でない人にもちゃんと呼んでもらえるような名前」を考えました。もちろん、名前の意味も大切なので「幸せになるように」と、この名前にしました。

'Sachi' means 'happiness', 'blessing', and 'good luck' in Japanese. I wanted to give her a Japanese name that is short and has some crisp sounds so she can hear her name clearly. Also, I chose a name which is easy to pronounce for non-Japanese speakers.

AKC登録名:カタディン・サチ/ AKC Registration Name: KTAADN SACHI

以上のような理由で幸の名前を選んだので、幸の登録名もなるべく「幸」に近いものにしました。'KTAADN'は幸の犬舎名です。

Some dogs have very long official names, but Sachi is Sachi officially.

犬種:柴犬/Breed: Shiba Inu

記録が残っている限りでは、柴犬が初めてアメリカに上陸したのは1954年。日本に駐在していた軍関係のアメリカ人家族と一緒にこの国に来たということです。AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)に柴犬が正式登録されたのは1993年。アメリカでは柴犬よりも根強い人気の秋田犬の登録はそれよりも20年も早く1973年でした。

According to a record, the first Shiba Inu was brought to the US by a family who worked for the US armed forces in Japan in 1954. Shiba Inu was recognized by AKC in 1993. Akita, which is more widely known Japanese breed in the US was recognized in 1973.

性格/Personality

幸は生後三ヶ月まで、ブリーダー宅の両親犬、姉妹犬+他の二頭の計8頭からなるパックの中で生活していたため、犬との付き合い方はかなりよく心得ているようです。いろいろな犬に会っても、相手の犬が社会化が十分できている場合、問題なく遊べます。そしてブリーダー宅には、当時小学生のお嬢さんがいたので、子供に対しても免疫ができています。姉妹犬四頭の中では、もう一頭と常にリーダー争いをしていたということですから、そういう資質を持った犬なのでしょう。家に来てからも、いろいろな人にかわいがってもらい、誰に対しても興味を持ち、「フレンドリーな犬」として知られています。小型犬よりも大型犬が好きなようで、一緒に遊びたがりますが、自分の体の何倍もある犬に対しても卑屈な態度を決してとりません。

Sachi has never had bad experience with people, and she seems to believe that people are good. That may be why she is friendly to them. She is patient even with small children who tend to do things Sachi may not like (unrolling her tail, etc.). Sachi is friendly to most of dogs, but she does not seem to like small dogs as much. When those small dogs bark at her, she gets annoyed. According to my observation, Sachi seems to like black labs the best. Although they are twice as big, she does not mind at all.

好きなアクティビティ/Favorite Activities

狂ったように走り回ること。雨の日に散歩から帰って来た時やシャンプーの後で体が濡れている時などに、家の中をすごいスピードで走り回ります。時々おもちゃを振り回して格闘しているような遊びもします。5〜6分するとエネルギーを使い果たしてやめるので、気がすむまでやらせておくことにしています。その間私はカウチの上に避難します。

Shiba Inu 100/mph Run: Especially when she comes back from an evening walk or after taking a bath, she runs around in the house like crazy. She sometimes has a squeaky toy in her mouth when she does this run, and acts as if she was killing it. She usually runs out of energy in 5, 6 minutes and stops. I put my feet on the couch and evacuate from the floor when she runs around like this.

苦手なこと/Things Sachi Dislikes

体が濡れることを嫌がる柴犬は多いと思いますが、幸も例外ではありません。ですから、苦手なことはシャンプー。一年に数度しかしないので、慣れるチャンスがなく今に至っています。

Many Shiba Inus dislike being wet. Sachi is not an exception. She still hates being shampooed. She does not get washed only a couple of times per year, and she did to have chance to get used to it unfortunately.

理解できる人間語/Human Language Sachi Understands

1)オビーディエンス・トレーニングで使うコマンド
2)コミュニケーションに使えるもの お手、お代わり、ボールはどこ?(取りに行く)、マッサージ(と言うと私の方に背中を向けて座る)、ブラッシュ、ブラッシュ?(ブラッシングの時に:私の正面にこちらを向いて座る) <以上英語> 御飯、お散歩、だっこ(と言うと、私の腕に前足をかける)<以上日本語> 人間語をかなり理解しているようです。言葉の意味が分かるというより、「こういう音が聞こえたらこうするんだ」というように理解しているようです。食事の前にはかならず「伏せ」の状態でOKというリリースコマンドが出るまで待ちますが、この「OK」と似たような音で同じような意味の言葉を発してみたことがあります。例えば「all right」もこの状況では同じ意味になりますが、幸は動きませんでした。コマンド以外のいつも使う言葉も統一した方がいいのは、こういう理由があるわけですね。

Standard commands for obedience training in English; 'gohan' (meal) and 'osanpo' (going for a walk) in Japanese. Sachi seems to understand quite a bit of human language, especially English words. They way she behave seems to be paired with sounds. This is my mere guess, but it seems 'when this sound is heard, I should do this' type of comprehension. Once, I conducted a little experiment. She always keeps her down stay before she has her meals until I say ok which is a release command I use. I said 'all right' instead of 'ok' which means the same thing in this situation, however, Sachi did not move.

FAQ+コメント/FAQ+Comments

「何と言う犬種か」「成犬か」「バッセンジーか」「狐みたい」 私が住んでいる町に登録されている柴犬は幸だけです。そのせいか、幸と一緒に散歩に行くといろいろ面白いことを聞かれます。一番多いのは「わ〜、狐みたい」と言うコメント。「狐みたい」ならまだいいのですが、私が狐を連れていると信じていたある5歳ぐらいの子供には、「おもしろいペット」と言われました。

'What kind of dog is this?', 'Is she full-grown?', 'She looks like a fox!', 'Is this Basenji?' According to what the city official told me, there is only one Shiba Inu (Sachi) registered in the town I live. That may be why people ask me odd questions when I take out Sachi for a walk. The most common comment is 'she looks like a fox'. However, one 5-year-old kid we met believed I had a pet fox, and his comment was 'interesting pet!'.

幸が「うちの仔」になるまでのこと

◆柴犬を飼うことになったきっかけ

幸を迎える前の何年間かずっと犬を飼いたいと思っていて、「犬を飼うなら絶対に柴犬」と決めていました。なぜかわかりませんが、私には柴犬が「犬らしい犬」の典型なのです。人間のいろいろな目的の為に手を加えられた犬と比べると、柴犬は原始的な犬の姿を保っていると思います。それに、大きさも手ごろです。ゴールデン・リトリーバーも気質的には好きなのですが、以前知人の86ポンドあるイエ ロー・ラブを散歩させたときに、なぜかその犬が急に走り出して引きずられた経験があるため、自分で飼うなら大型犬は無理だと思っていました。 日本では最も一般的な柴犬ですが、日本の犬というと秋田犬を思い出すアメリカでは、柴犬はまだまだ珍しい犬種だといえるかもしれません。AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)に認められたのも、秋田犬の1973年に20年も遅れ1993年のこ とでした。

そんなアメリカで柴犬のブリーダーを探すのは、至難の業だと半分諦めていました。しかし、ある日柴犬関連のメーリング・リストの存在を知り、柴犬に興味を持っている人が日本以外にも多くいることが分かりました。アメリカで柴犬を手に入れることが全く無理ではないということが分かったので、AKC に連絡してブリーダーのリストをもらったり、インターネットで調べたりして、コンタクトしてみたいブリーダーのリストを作りました。そのブリーダーは、実際に犬舎を見に行ける距離にあることが第一の条件でした。 そのリストのブリーダーすべてに電話で連絡をし、まずもうすぐ親元を離しても大丈夫な年齢に達した小犬がいるかどうか聞いてみました。こちらから出した条件としては、雌で毛色は赤、ショー・クオリティでなくてもかまわないが血統のいい健康な仔犬ということでした。

リストのブリーダーの一つに条件に合う所があり、週末を利用してそこに行ってみました。そこはハスキーと柴犬のブリーダーとしてかなり有名なところでしたが、私の柴犬の仔犬を見る目がまだ肥えていなく、何を基準に決めたらいいか判断しかねたので、その日は見ただけで帰ってきました。その後上記のメーリングリストで、メイン州のあるブリーダーの所に生後9週間になる仔犬がいるということを知りました。すぐにそのブリーダーに連絡して、どんな仔犬が何匹いて血統や健康状態はどうか、など詳しく聞きました。そして次の週末に仔犬達を見に行く約束をしました。

◆幸に初めて会う

家からそのブリーダーの所までは、高速を70マイルで走り続けて車で片道約8時間もかかりました。文字通り野を越え山を越え、海まで見てやっとそのお宅にたどり着き、ドアを開けると大小6頭の柴犬が「何だ、誰だ???」という感じで駆け寄って来たのにはびっくりしました。このブリーダーは、柴犬を本当に大 切に育てています。4頭の仔犬達のお産は彼女のお宅の居間の片隅で行われ、仔犬は生まれてからはずっとそこで、まるで家族の一員であるかのように育てられ ていました。 ブリーダーに話を聞きながら、仔犬達4頭とその両親を見せてもらいました。最初はどれも ちょろちょろ動いていて、個体の区別がつきにくかったのですが、しばらく見ているとそれぞれ特徴があり、どれがどれかわかるようになってきました。姉妹なので体の大きさはだいたい同じで、毛色は両親がどちらも赤なので仔犬達も皆赤でしたが、ちょっと色の薄いのがいたり、足の先に白い毛があってソックスを履 いているように見えるのがいたり、性格的にも内気そうなのや反対に勝ち気そうなのもいました。

ブリーダーは「この子は、こんな子で...」というように1 匹づつの性格なんかを説明します。仔犬を一匹づつチェックし(元気そうか、歩き方がおかしくないか、触られることに異常に抵抗を示さないか、など基本的な こと)、それぞれと一緒に遊んだり観察したりしました。お母さん犬のミッシーは、突然知らない人がやって来て自分の子をいじりまわしていたので、心配になったのか私の側を離れず、「大切な子なんだから、丁寧に扱ってね」と私の一挙一動を監視しているようでした。 どれもかわいくて、できれば全部連れて帰りたいほどでしたが、1時間半ぐらいかかってやっと一匹にしぼりました。それが幸です。幸は4頭の中でも元気そうに遊んでいて、興味深く「この人誰?」という感じで私の膝に乗ってきたり、今まで走り回っていたなと思ったら次の瞬間には寝ていたり、仔犬らしい仔犬だという感じがしました。 その時点で仔犬達は生後約10週間になっていて、親犬から離しても大丈夫な時期だったの で、すぐにでも連れて帰りたかったのですが、その次の週に私が出張することになっていたため、ブリーダーにお願いしてもう2週間預かってもらうことにしました。その時に引き取って、出張中ケンネルに預けることも考えたのですが、何しろ仔犬ですし、環境が変わると体にも負担がかかるかもしれないので、慣れているところにいた方がいいだろうと思い、無理をお願いしました。

◆幸を迎えるまで

「やっと手に入ったものが手元にない」というような感じで、それから幸を引き取りに行くまでの2週間は本当に長く感じられました。その反面、その2週間は幸を迎えるためのいろいろな準備で忙しかったのも覚えています。まず、名前を決めなければなりませんでした。日本の犬だから日本の名前にしようと思い、いくつか好きな言葉を書き出してみました。言葉の意味はもちろん大切ですが音も重要で、 「短くて歯切れがいい子音が入っていて、犬自身が聞こえやすいもの」にすることにしました。これは、犬が自分の名前を識別しやすいようにという配慮でもあ りましたが、もう一つには日本語が母国語でない人にも聞きやすくて発音しやすく、誰にでもちゃんと呼んでもらえるように、ということを考えたためです。いくつかあった候補の中から以上の条件をすべて満たすものが「幸(さち)」で、これに決めました。 名前が決まるとすぐにブリーダーに連絡しました。仔犬にはそれぞれブリーダーが付けた仮の名前があったのですが、彼女は「じゃ、今日から「幸」と呼ぶことにするわ」と言ってくれました。そして彼女に幸を引き取りに行くときに持って行ったほうがいいものを聞いて、リストを作りました。ついでに仔犬を家に迎えるにあたって用意しておいた方がいいもの、今まで彼女が与えていた市販のドライフードの名前と一日に与える分量の目安なども聞きました。その2週間の準備期間には、毎日のようにブリーダーさんとメールで連絡を取り合っていました。「今日は幸がこんなことをした」という報告を受けて、離れて住んでいる仔犬に対する愛情がどんどん湧いてきました。

◆幸を迎えるにあたって用意したもの

幸を迎えるにあたって用意したのは以下のような物です。

クレート:プラスチック製の箱で、入り口に鉄製のドア、両脇には窓が付いているものです。 サイズはいろいろありますが、犬が中で立てるような高さで、奥行きは犬が伸びができるぐらいのものが最適とされています。あまり大きすぎると、仔犬は安心できないそうです。柴犬の雌の成犬の大きさを考えて、幸にはVali Kennel社の中型を買いました。クレートの中に敷くためのクッションなども売っていますが、小犬のうちはトイレが我慢できなくてクレートの中でしてし まう可能性もあると考えて(犬は自分の寝場所を汚さないようになるべく我慢するものですが)、洗濯が簡単にできて清潔な状態が常に保てるように、バスタオ ルを何枚も用意しました。

首輪とリード:5/8インチ幅の首輪とリードを用意しました。首輪の方はプラスチックの留め金が付いていてワンタッチで装着できるもので、仔犬の成長に従って大きさの調節も可能です。リードは4フィートの長さのもので、これも首輪の金具にワン タッチで装着できるようになっています。皮製よりもナイロン製の方が小犬の首に早くなじむだろうし、汚れたら簡単に洗濯もできるという理由から、ナイロン製のを選びました。

食器:食べ物用と水用の二つを用意しました。軽いものだと食べているうちに移動して食べにくいので、陶器のにしました。水用の方には常に水を満たしておいて、幸がいつでも飲めるようにしてあります。朝と晩に水を取り替えます。

小犬用ドッグフード:ブリーダー宅で食べていた物を取りあえず与える方針で、そのドライフードの名前を教えてもらって用意しました。

おもちゃ:幸がどんなおもちゃが好きなのかわからなかったので、とりあえず違ったタイプの ものを三つ用意しました。熊の形をしたぬいぐるみで中にスクイーカーが入っているもの(押すとキューキュー鳴る)、ゴム製の噛るためのもの、引っぱって遊 ぶ為のロープのおもちゃです。家に来た当時、幸は上記のどのおもちゃでも遊びましたが、熊形(スパッド)のおもちゃは特に気に入ったようで、昼はおもちゃに夜は枕にという具合に活躍しました。今でも幸はこの熊形のおもちゃを持っていて(現在は三代目)、小犬の時と同じように愛用しています。

迷子札:名前が決まったので、早速注文しました。幸の名前と飼い主の住所、電話番号が書いてあります。金属製で骨の形をしたもので、注文してからできるまでに1週間ぐらいかかりました。

その他:家の中の点検をしました。仔犬の前足/鼻が届く高さに危険なものがないか確認しま した。植物はすべて棚の上などに移し、鼻で開けられそうな台所の戸棚などは開かないように止め具をつけて、噛られたら困るような本は本だなの上の方に移動しました。それから、一階が犬の居場所と決めたので、二階に上がる階段の所にベビー・ゲートを取り付けました。その他には、幸のクレートを置く場所を決め たり、幸の「食堂」(台所の隅)を決めたりしました。

◆幸を引き取りに行く

1998年12月22日、いよいよ幸をブリーダーさんのお宅に引き取りに行く日。幸はこの時ちょうど生後12週間になっていました。高速道路を時速70マイル以上でとばしても、片道8時間のドライブです。この日は早朝に家を出ましたが、 朝から雪がちらついたりしていました。幸は8時間も車に乗ったことがないと聞いていたので、最悪な状況を予想して私は汚れてもいい服装をし、新聞紙、ペー パータオルなどを用意しました。その他にはボトル入の水と、水を飲ませるための容器、おもちゃなども持っていきました。それからブリーダーに持ってきたほ うがいいと言われたもの(クレート、首輪、リード)を車に詰め込みました。ブリーダーの所に着くと、2週間前と同じように大小6頭の柴犬が迎えてくれました。2週間の間に仔犬達はさらに成長したようです。幸のしていた仔犬用の青い首輪をはずし、用意していったものをつけました。ブリーダーが「やっぱり行ってしまうの ね」とちょっと感傷的になっていましたが、彼女の気持ちは十分理解できました。3ヵ月間も自分の子供のように大切に育てた仔犬の一匹が、彼女の元を去ろう としているのですから。それに、幸の新しい家はそんなに簡単に会いに行ける距離にはありません。その上幸は4頭の仔犬の中で初めて生家を出る子で、ブリー ダーは仔犬を手放すことに慣れていなかったのでしょう。大切に育てます、と約束してお宅を後にしました。幸は車に乗せられても状況が把握できていなかったようですが、ブリーダーや両親犬、姉妹犬からどうやら離れていくみたいだということは分かったようで、車が走り出してしばらく後部座席に立ち、後のガラスにへばりついて外を見ながら鼻をク〜ン ク〜ン鳴らしていました。しばらくしたらそれにも飽きて、疲れたのか座席の上に座っておとなしくしていましたが、そのうちなんだか様子がおかしくなり、用意した新聞などを広げる暇もなく吐いてしまいました。それは8時間の旅のまだ始めの方でしたが、その後はほとんどクレートの中に入ってその中で寝ていまし た。途中雪が降って来ましたが、積雪量はたいしたことがなく、運転を続けることができました。

◆幸の新しい家

途中何度か休憩を取り、雪が降っていたため慎重に運転したのでいつもより時間がかかり、 家に着いた時にはもう夜中になっていました。まずクレートを決めてあった場所に置いて、そこが幸のベッドであることを教えました。それから水用の器が置い てあるところに連れて行って、そこに食べ物も置きました。生活の基本的なものがどこにあるか教えたわけです。トイレは裏庭の隅を使うことにしていたのです が、その日はもう必要なさそうだったので、連れていきませんでした。往復16時間以上の雪の中の運転で私もかなり疲れていたので、その晩は記念に何枚か幸の写真を取りましたがそれ以外は特に何もせず、幸をクレートに入れてドアを閉めて私も寝ました。

次の朝5時頃に、階下がなんだか騒がしいので目が覚めて、何が起こっているのか見に行く と、クレートに入っているはずの幸が二階に上がる階段の所に取り付けてあったベビーゲートのところに飛びついて、鳴いているではありませんか。何が起こっ たのかわからず、とりあえずクレートを見に行くと、ドアがはずれて屋根の部分が取れてしまっていました。クレートは上下の二つの部分からなっているのですが、その重なる部分をネジで留めて固定するわけです。ネジをしめなくても上下が底と蓋のようになっていてわりと安定しているので、「今晩はこれでも大丈 夫」と勝手に思い込んだ私の大きなミスでした。幸い幸は怪我もしなかったし粗相もしていませんでしたが、トイレに行きたくなったためクレートをぶちやぶり、私が寝ている気配のする二階に向かって鳴いていたわけです。目が覚めたら全然知らないところにいて、トイレに行きたいのにどこかわからないし、人も見当たらないし。不安だったでしょうねぇ。やはり長旅の疲れが出たんでしょうか。その日幸はお腹の具合が悪くて、何度も外に行きたが りました。教えたわけではないのですが、トイレに行く必要があるときには、玄関のドアに飛びついて鳴いて知らせてくれたので助かりました。この日は何度か トイレを兼ねた散歩に連れて行きましたが、それ以外は幸はほとんど寝ていました。

sachishiba.comについて

sachishiba.comの前進Sachi's Homepageは、1999年9月に英語のみのサイトとして始まりました。サイト開設当初の主な目的は、 幸のブリーダーにいつでも幸の新しい写真を見てもらい、幸の様子を知ってもらうことでした。幸は、リッターの四姉妹の中で一番最初にブリーダー宅を離れた犬で、元気で幸せに暮らしている様子を知らせることにより、ブリーダーを少しでも安心させてあげたい、と思っていたのです。ですから、当時のサイトは写真中心で、使用言語は英語でした。

サイト開設当時はそのような目的でサイトを運営していたので、他の柴犬好きの方々、それも国外(米国外)の方が見て下さるということはあまり意識していませんでした。ですから、柴犬好きな方との交流ということも考えていなくて、ゲストブックなども設けていませんでした。つまり、情報を一方的に発信するサイト、それも特定のオーディエンス(受け取り手)のみのためのサイトだったわけです。

ところが、Sachi's Homepageをオープンしてしばらくしてから、サイトを見て下さった日本の方々から時々メールをいただくようになりました。その時にはっと気付き、 「ウエブとはこういう性質のものなんだ」と再認識しました。情報の発信源が世界のどこであろうと、検索してヒットすれば人が訪れるわけです。「柴犬」 というトピックを扱っている性質上、日本語が理解できるならこのサイトは日本語でもあった方がいいわけで、それが「日本語版」開設の動機でした。

私は文章を書くことは好きなのですが、普段の生活で「考えをまとめて日本語で書く」機会がほとんどないので、日本語のサイトを立ち上げるのはやはり不安でした。しかし、言語というのは本当に慣れの問題で、最初はぎこちなかったのも無理に毎日書くようにしているうちに、何とか英語からの翻訳のようではない文章が書けるようになったと思います。その成果でしょうか。今は毎日「幸ログ」lを書くことも、全く苦になりま せん。

日本語版の開設は2000年4月10日でした。その当時は英語版と日本語版を分けていて、サイトの入り口であるトップページも二つありました。英語で始めたサイトの日本語版を作り、英語のものと日本語のものを同時に管理していく予定だったのですが、それが大変な労力を要すると気づくまでにそれほど時間がかかりませんでした。その頃までには、日本の柴犬好きの方々がサイトを訪れることの方 が断然多くなっていたので、次第に日本語の部分が拡大していきました。そうすると当然、日本語が分かる方が来て下さるようになり、それによりまた日本語のコンポーネントが増えるという「良循環」で、幸のサイトは今や日本語がほとんどを占めるほどになりました。

サイトが次第に拡大し、このサイトを当分続けて行くだろうと予測がついた段階でSachi's Homepageはsachishiba.comというドメインを取得し、2001年12月22日からこのドメインで「sachishiba.com:さちしばドットコム」として運営を始めました。この日は ちょうど、幸の「うちの子三周年」に当たる日でした。ドメイン名はかなり迷ったのですが、短くて柴犬のサイトだということがはっきり分かり、そして幸の名前も入れたいということで、sachishibaという名前になりました。

現在はすっかり日本語がメインのサイトとして落ち着いているsachishiba.comですが、実は幸のサイトが英語版だけだった頃から遊びに来てくれていた日本語が分からない人々から文句が出ていないわけではありませ ん。「いつのまにか読める部分が少なくなった」と(笑)。時間的制約が全くない生活をしているのだったらこのサイトを完全にバイリンガルにしたいところ ですが、今のところそれはちょっと無理そうです。

サイトの構成などがほぼ落ち着いた後本業が忙しくなってしまったこともあり、sachishiba.comは「Sachilog: 幸ログ」(ブログ)と「Sachi in Motion!: 動く幸」(YouTubeの動画)以外はほとんと更新できない状態になっていました。それがずっと気になっていたのですが、2011年10月にサイト全体の見直しを行うことにしました。本サイトは十年以上続いているものなので、更新できない部分は内容が古くなってしまっている可能性があります。そのためまずはサイト縮小化を行い、「幸ログ」と「動く幸」の二つをメインに運営していくことに決めました。旧サイトに載せていたものについては再度吟味し、二十一世紀の現在でも誰かの役に立つだろうと判断した場合には、随時追加していくことにしようと思っております。


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