■ BARF dietとは? ■
2004年現在「幸飯(さちめし:幸のご飯)」は、ほぼBARFと言われるものになっています。BARFというのは、Bones and Raw Food(骨と生の食べ物)あるいはBiologically Appropriate Raw Food(生物学的にその種に適した生の食べ物)のアブリビエーションです。私はどちらかと言えば、後者の表現の方が好きです。日本語で「生食」という言い方がありますが、私が調べた限りでは「生食」には確定した定義がないようです。極端な例では、生で与えればどのような食事内容でも「生食」という考え方もあるようです。ですから 私は「BARF=生食」であるとは考えていません。このサイト内で「生食」ではなくBARFという言葉を使っているのはそのためです。
イーアン・ビリングハースト(Dr. Ian Billinghurst)が三冊の著書、Give Your Dog A Bone、Grow Your Pups with Bones、The BARF Dietで提唱するBARF dietは、「生肉付き骨と生野菜その他」を中心とした食事方法です。日本語のBARF関連のサイトに「骨付き生肉」と書かれているのをよく見かけますが、少なくともビリングハーストが言っているのは骨の方に焦点があり、「生肉付き骨」です。私はまだこの著書を読んでいませんが、Raw Meaty Bones Promote Healthの著者、トム・ロンズデール(Tom Lonsdale)もその著書名から判断すると、「骨付き生肉」ではなく「生肉付き骨」を勧めているはずです。
ビリングハーストによるとBARFダイエットは、生の肉付き骨ー60%、細かく砕いた生の野菜ー15%、生の内臓肉(肝臓、腎臓、心臓)ー10%、よく熟した果物ー5%、残りの10%は糞や土の成分に近い物を与えるべきだそうです。これは彼の長年の経験から導いたフォーミュラですが、犬は個体差がありますし、その犬の様子を見ながら適当に調整していくべきだと思います。現在の幸の食事は、肉と骨65%、内臓肉10%、野菜・茸・海藻・その他25%ぐらいの割合です。
一日の必要摂取量ですが、ある資料によると、現在の体重を維持する場合には体重の2.5%ー3%を目安にということです。幸の場合(体重22ポンド)は2.5%で計算すると、必要量は8.8オンス(約250グラム)になります。もちろんこの数字は、食餌の内容により質量だけでなくカロリーも変わってくるので、だいたいの目安として使っています。
ビタミン及びミネラル:一日の必要最低摂取量
Better Food for Dogs(David Bastin, Jennifer Ashton, Dr. Grant Nixon, Robert Rose, 2002)という著書の参考資料のページに、ビタミンとミネラルの必要最低料の体重別リストがあります。これは、NRC (National Research Council)の資料を使ったものです。20ポンドの体重の犬の、一日の必要最低摂取量は以下のようになっています。
| カルシウム |
1,071mg |
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| 鉄 |
5.8mg |
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| マグネシウム |
74mg |
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| 燐 |
801mg |
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| 亜鉛 |
6.5mg |
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| 銅 |
0.54mg |
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| マンガン |
0.9mg |
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| ヨー素 |
0.1mg |
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| セレニウム |
20μg |
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| チアミン |
180μg |
ビタミン B1 に同じ |
| リボフラビン |
450μg |
ビタミン B2 または G |
| ナイアシン |
2,025μg |
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| パントテン酸 |
1,800μg |
ビタミン B 複合体の一要素 |
| ピリドキシン |
198μg |
ビタミン B6 の作用をもつ物質 |
| シアノコパラミン |
4.5μg |
ビタミンB12 |
| 葉酸 |
36μg |
ビタミンBC |
| コリン |
225mg |
動植物に分布する塩基性物質; 燐脂質の構成成分, アセチルコリンの前駆体として重要; 欠乏すると脂肪肝をきたす |
| ビタミンA |
675IU |
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| ビタミンD |
72IU |
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| ビタミンE |
4.5IU |
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注:説明は、すべて『リーダーズ英和辞典』第二版より