私のところに来る犬関係の問い合わせの中で一番多いのが、「柴犬を探しているのですが、アメリカではどこから入手することができますか」や「○○州に住んでいるのですが、ブリーダーを知りませんか」という、米国での柴犬の入手方法についてです。今まで、これらの問い合わせには個別にメール、あるいはサイト内のGuest Bookでご質問があった場合にはそちらでお答えしていたのですが、これからも同じような質問が出る可能性が高いので、こちらにまとめて書いておくことにしました。
柴犬を飼いたいと思ったら、まず以下のいくつかの事柄について、自分自身に問いかけてみるといいかもしれません。
1 なぜ犬を飼いたいのか
非常に基本的なことなのですが、自分がなぜ犬を飼いたいのかよく考えてみるといいと思います。というのは、その理由または目的によって、入手する犬も違って来る可能性があるためです。
犬を飼いたいと思う一番一般的な理由は、自分と人生を共にするコンパニオン・アニマルとしてではないでしょうか。一人暮らしで寂しいから、心の支えが欲しいから、愛情を注げるものが欲しいから、動物が好きだから、散歩のお供が必要、など、その理由は人によって千差万別だと思います。
しかし、もっと特別な目的を持って犬を飼うことにする人もいるでしょう。例えば、ドッグ・ショー(conformation show)に犬を出陳し、賞をもらうことを目標にしたい場合。このような目標がある場合には、入手する犬はもちろん純血種でなければだめですし、しかも血統書付きの純血種なら何でもいいわけではなく、「ショー・クオリティ」とされている犬である必要があります。このような目標があるのにペット・クオリティの犬を入手したのでは、ショーに出したとしてもその結果は最初から望み薄です。ドッグ・ショーに犬を出陳するということは、その個体がどれだけその犬種のスタンダードに近いかジャッジに判断してもらう、ということですから、最低ブリーダーが「ショー・クオリティ」として譲っている犬を入手する必要があるわけですね。ショー・クオリティの犬は、ペット・クオリティの犬よりも値段が高いのが普通ですし、ショーで「スタンダードに限りなく近い犬」として賞をもらった場合には、繁殖に使われる可能性も高くなります。ですから、その犬のショー・キャリアが終わるまでは少なくとも不妊手術を施さないのが普通ですし、ということはメスの場合、年に二回の発情に伴ういろいろな事柄に適切に対処する必要が出てきます。そして、ショーで本格的に成功したいと思うなら、例えば、チャンピオン犬のみが集まるウエストミンスター・ドッグ・ショーでよく名前を見かける犬舎をいくつか見てみるなど、犬舎の選択から考慮しなければなりません。
そのようなショーに自分の犬を出陳することには興味がなく、コンパニオン・アニマルとして犬を飼うなら、純血種でなければだめなのか、あるいはミックス犬も可能性の一つなのか考える必要があるでしょう。純血種の場合、コンパニオン・アニマルとして入手する犬はペット・クオリティの犬であるのが普通ですが、そのような犬は絶対に繁殖には使われるべきではありませんし、信頼おけるブリーダーなら不妊手術をすることを条件に譲る場合も多いはずです。またミックス犬の仔犬を入手する場合には、親犬がどの犬種(またはそのミックス)であるかが分かっていないと、成犬になった時にどのぐらいの大きさになるか判断できないことがありますね。「こんなに大きくなってしまって面倒見切れないから手放す」では困りますので、その犬の両親犬についてできるだけ情報を収集することが必要になるでしょう。
また、仔犬から育てたいのか、あるいは成犬を迎えることも可能なのかも考えてみる必要があるでしょう。仔犬はどの犬種でも非常にかわいいものですが、いくらかわいくてもぬいぐるみではありませんから、かわいいだけではありません。いろいろなことが決められたルールに従ってできるようになるまでは、かなり手がかかる存在であるのが現実です。フルタイムで仕事をしている人の場合、特にフレキシビリティのないタイプの仕事に従事している場合には、仔犬を迎えた当初のお世話はどうするか考える必要があります。成犬を迎える場合には、年齢によっては既に人格形成(この場合「犬格形成」)でしょうか)が出来上がっている場合が多いので、仔犬を迎えるよりも柔軟性に欠ける場合もあるかもしれません。また、レスキューなどに迎えられた犬の場合、何らかの問題があったために前の家族と一緒に暮らせなくなったというケースが多いのが現実です。しかしレスキューされた犬達の中には、資質的に全く問題のない成犬もいますから、仔犬から育てる煩雑さを回避したい場合には、それも一つの選択だと思います。
初めて犬を飼う方、あるいは家族の犬 (family dog)は今までにもいたけど、自分が100%責任を持たなければならない犬を飼ったことがない方は、以下の点についても考慮した方がいいでしょう。
犬を飼うということは、自分のライフスタイル見直しの必要も意味します。例えば、私は旅行が好きで、幸が家に来る前は暇があれば国内、国外のいろいろな場所に自分を置いてみる、ということをよくしていました。しかし幸が来てからは、そんなに気軽には出かけられなくなりました。犬を一緒に連れて行ける場合、あるいは飼い主の不在中犬の面倒を見てくれる家族などが近所にいる場合は別ですが、そうでない場合は留守にするならその間世話をしてくれる人にお願いしなければなりません。私はケンネル(ペットホテルのようなもの)を利用していますが、当然宿泊代がかかりますし(私が見てみたものは、普通の設備(luxurious boardingでないもの)で一泊平均20ドル〜25ドルぐらいでした)、旅行の計画を立てる時には、そのケンネルの営業時間に合わせて予定を調整したり、幸のケンネル宿泊費用を旅行の予算に入れて考えるなど、犬と一緒に暮らすようになるまでは考えてもみなかったことについて、いろいろ考慮する必要が出てきました。
2 なぜ柴犬なのか
これだけたくさんある犬種の中で柴犬を飼いたいと思ったからには、何か理由があるはずです。日本犬だから?大きさが手頃だから?キリリとしていて精悍な外見であると同時にとてもかわいいから?いろいろな理由があると思いますが、柴犬に決める前に、この犬種について自分がどれほどの知識を持ち合わせているか確認する必要があると思います。
1)柴犬の性質
柴犬は、元々小動物狩猟犬として用いられていた犬であることを考えると、独立心が強い犬種であることは容易に想像できます。教えなくても自然に人間につきまとうような愛玩犬として改良された犬種とは違い、柴犬は一般的に人間にべったり、というタイプの犬種ではありません。幸を見ていてもそうですが、「自分で考えて行動する」タイプの個体が多いように思います。そういう性質を持った犬種ですから、家族の一員として暮らす場合、それぞれの家庭のルールをきちんと理解させる必要があります。つまり、犬が自分で考えて行動していい場合とそうでない場合を、しっかり理解させる必要があるということです。そのためには、ある程度のトレーニングが必須です。西洋犬に慣れている人が同居犬として柴犬を迎え、西洋犬と同じように扱ったところ、とんでもなく言うことの聞かない犬になった、という話は国内では珍しくありません。手に追えなくなったからその犬を手放す、という短絡的なケースも少なくなく、そうならないためにも柴犬の性質をよく理解し、人間も犬もお互いに気持ちよく十数年を共有できるようにするためには、ある程度のトレーニングが必要だということをきちんと把握しておいた方がいいと思います。
2)手入れ
柴犬は短毛犬種ですから、定期的に皮毛をカットしなけば毛が伸び続けてしまう犬種と比べれば手入れが簡単であると言えるかもしれません。しかし、柴犬がダブル・コートの犬種であることを忘れてはいけません。ダブル・コート、つまり、アンダー・コートとトップ・コートを持つ犬です。寒くなると体を守るためにアンダー・コートが密生します。これはふわふわした柔らかい毛です。トップコードはそれをガードするような形で生えています。暑くなるとアンダー・コートは必要なくなるので、抜けてきます。米国の柴犬飼いの間では、柴犬のアンダー・コートが抜ける様子を'blow their coat'と表現することもあるように、まるでブワ〜〜っと吹き出すかのように盛大に抜けるのが常です。 このアンダー・コートが抜ける時期は、一回のブラッシングでもブラシに付いた毛を一度取ってからブラッシングを再開する必要があるほど、大量に抜けます。ですから、部屋をこまめに掃除することが嫌いな人には向かないでしょうし、脱け毛にアレルギー反応を示す人は、このような犬種と暮らすのは無理ではないでしょうか。
3)アレルギーの問題
柴犬は、他の犬種と比べて先天性疾患が少ない代わりと言っては変ですが、「アレルギー持ち」の個体が非常に多いようです。これは日本、米国に限らず、私が知っている限りでは、かなり高いパーセンテージで柴犬は何らかのアレルゲンに反応するようです。アレルギー症状の好発年齢は、だいたい1歳から3歳ぐらいだとされていますから、仔犬から迎える場合には、その仔犬がアレルギー持ちであるかどうかは判断しにくいのが現実です。これは、両親犬を見ることができても同じです。例えば幸の場合、両親犬とリッターメイトがまだブリーダーの所にいますが、幸を迎えた当時、両親犬はアレルギーの問題がありませんでしたし、現在も両親犬リッターメイト共に、幸のようなアレルギー症状が出たという話は聞きません。同じ親から生まれた仔犬でも、その環境によって症状が出る場合とそうでない場合がある、または症状の出方にも違いがあるのだと思います。ですから、両親犬はアレルギー症状が出ていないから仔犬も絶対に大丈夫かというと、そうではないということですね。
何らかアレルギーを持った犬の場合、その対処法が必要になります。例えば、幸の場合は吸引性のアレルギーでアレルゲンもほぼ確定できているため、一年のある時期そのアレルゲンをなるべく避けるようにすれば、それほど苦しまずに暮らすことができます。しかし、食物、接触性のアレルギーの場合、そして、吸引性でも季節を問わず生活圏に存在するアレルゲンの場合、症状が出始めてから長期間に渡って対策を講じる必要が出てきます。例えば、何らかの薬を使う場合には、その費用が長期的にかかることも考慮しなければなりません。
3 米国で柴犬を探す
以上のことを熟考した上でやはり柴犬を飼いたいと思うなら、今度は柴犬の入手先を考える必要があります。米国での柴犬の入手方法には、大きく分けて 以下の三つがあります。
1)ブリーダーから入手する
ブリーディングをしている人は、その犬種のことをよく理解して繁殖を行っている人も、一般的に「バック・ヤード・ブリーダー」と言われる人も全て英語では「ブリーダー」です。ですから、ブリード・スタンダードになるべく近い、心身共に健康な仔犬を入手したい場合には、ブリーダーなら誰でもいいというわけではなく、信頼できるブリーダーを選ぶことが大切です。
ブリーダーから犬を入手する場合には、前述のように入手目的をはっきり決めておいた方がいいでしょう。例えば、ブリード・ショーに出陳するために犬を飼おうと思っているのか、それともコンパニオン・アニマルとして一緒に暮らすために犬を飼いたいのか、ということです。米国のブリーダーは、「ショー・クオリティ」の犬と「ペット・クオリティ」の犬をはっきり分けていて、値段もかなり違うのが普通です。ですから、「ペット・クオリティ」の犬の場合は、ブリード・ショーに出す事を目的としていないだけでなく、その犬種のスタンダードに限りなく近いという水準の犬ではないという意味ですから、不妊手術を受けることを前提として譲り受けることになる場合が多いと思います。そのような「ペット・クオリティ」の犬を使って繁殖している「ブリーダー」もいますが、それは本当にその犬種全体のことを考えているとは言えないと思います。
信頼のおけるブリーダーは、犬を受け渡すことになる家庭についてかなり詳しく知りたがると思います。私の経験も含めて一般的な質問事項は、以下のものです。
1)柴犬を飼ったことがあるか
柴犬の資質を知らずにかわいいというだけで入手した飼い主の中には、途中で手に追えなくなって手放す人もいるので、これは必ず聞かれると思います。柴犬を飼ったことがない場合には、その旨正直に話せばいいと思いますが、ブリーダーに「受け渡し可能」と思われるためには、飼った事はないが柴犬の資質については十分に調査し理解していることを伝える必要があります。
2)一日のうち、犬とどのぐらいの時間を一緒に過ごせるか
犬が一日のほとんどを一頭で過ごさなければならない場合、特に仔犬のうちはそのような状況によって性格的な問題が生じる場合があります。例えば私が知っているケースでは、家族が皆ものすごく忙しくて、その柴犬は毎日10時間以上もクレートの中に入れられていました。仔犬の頃から人間とも他の犬とも接する時間が短く、その結果非常にアグレッシブな犬になってしまいました。忙しい家族はその問題を解決する時間もなく、結局その犬はHumane Society送りに。今は新しい家族と暮らしていますが、まだHumane Societyにいる頃に幸を会わせた時のその犬の反応が今でも忘れられません。幸に対してあんなにアグレッシブな行動に出た犬は、それまで見たことがなかったためです。成長段階の社会化が非常に重要な時期に、犬同士の挨拶の仕方も学ばなかったようで、幸に歯をむき出しにしていきなり飛びかかってきました。
毎日ある程度の時間を犬と一緒に過ごせないなら、なぜ犬を飼いたいのかよく分かりません。自分のことに時間を取られ犬のお世話がきちんとできないようなライフ・スタイルなら、犬を飼う理想的な状況がまだ整っていないということではないでしょうか。
3)家族構成
家族構成と、それが今後どのように変化する可能性があるか聞かれました。例えば独身者の場合、将来結婚するなら当然家族が増え、犬が新しい環境に慣れなくてはならなくなります。ブリーダーから犬を入手する場合には少ないと思いますが、仔犬でなくて成犬を迎える場合には、小さい子供がいるかどうかも聞かれると思います。犬によっては、小さい子供が苦手な犬もいて、そういう家庭には引き渡したくないというブリーダーもいるためです。
4)住宅環境はどうか
アパートに住んでいるか家に住んでいるか、聞かれるかもしれません。アパートの場合は当然のことですが、その建物で動物を飼ってもいいかどうか確認してある旨を聞かれるでしょう。家の場合は庭があるかどうか、ある場合にはその庭にフェンスがあるかどうか、どのようなフェンスか聞かれると思います。フェンスがあるから安心して柴犬を庭に出しておいたら、フェンスの下に穴を掘って逃げ出した、あるいはフェンスを飛び越えてどこかへ行ってしまった、というケースがあるからです。
犬が遊べる庭がある家の方が理想的かもしれませんが、それは私にはそれほど重要なことではないと思います。それよりも、犬を毎日数回散歩に連れ出す時間があるかどうか、またどこでも構いませんが、犬と一緒に遊べるかどうかの方が大切だと思います。
その他、現在柴犬と暮らしている知人三人から推薦状をもらって来る事を条件としたり、柴犬に関する知識を事細かに聞かれたり、ブリーダーによっていろいろなケースがあると思います。そんなに立ち入ったことまで聞くのかと腹立たしく感じることもあるかもしれませんが、ブリーダーの立場になって考えてみると、自分の所で繁殖した仔犬に、なるべく幸せに一生を過ごしてもらいたいと思うのは当然のことです。見ず知らずの柴犬購入希望者に犬を譲る場合、ある程度慎重になるのは当然ですし、反対にそういうことにまるで無頓着なブリーダーは、それほど責任を感じて繁殖していない、あるいは自分の所で繁殖した仔犬達にそれほど愛着を持っていないと言えるかもしれません。ですから、ある程度の柴犬に関する知識と、一緒に暮らすことに決めた柴犬に関しては100%責任と誠意を持って接する事を伝えることにより、信頼おけるブリーダーにも信用してもらえることになるのだと思います。
ブリーダーから仔犬を迎えることにした場合には、The National Shiba Club of America (NSCA)のサイト内に州ごとのブリーダーのディレクトリーがありますので、見てみてください。
◆ NSCA Breeder Directory
ブリーダーが柴犬入手希望者を選ぶように、柴犬入手希望者の方もブリーダーが自分のしていることに責任を持っているかどうか判断する必要があるでしょう。ブリーダーを選ぶ時には、できれば犬舎を実際に見学できる距離にあるところが望ましいかもしれません。その犬舎で犬達がどのように飼われていて、仔犬達はどのように扱われているのか、実際に見てみないと分からないことも多いのが現実であるからです。ですから、訪ねてみたい犬舎リストを作ったらその一つ一つに電話をかけて、見学をしたい旨を話してみるといいでしょう。犬舎オーナーの中には、週末は特にブリード・ショーに出かけていて不在だ、と言う人がいるかもしれませんが、その場合には都合のいい日を尋ねるか、オーナーが不在でも犬舎だけでも見学させてもらえないか聞いてみるのもいいと思います。
生後8週間以前の仔犬を引き渡すようなブリーダーには要注意です。仔犬は、親犬やリッター・メイトとある時期まで一緒に過ごすことにより、犬として学ばなければならない様々なことを習得するわけです。その時期が過ぎて、今度は人間や他の社会的な事に順応していくことが必要な時期が8週以降なので、そういうことをきちんと理解しているブリーダーは、生後8週以前に仔犬を引き渡す事はないと思います。
2)レスキュー団体から入手する
レスキュー団体に保護される柴犬は仔犬でない場合ががほとんどだと思いますが、どうしても仔犬が欲しいというわけではなければ、レスキュー団体から犬を入手する方法もお勧めです。国内には犬種ごと、地方ごとにレスキュー団体があり、そのような団体のメンバーの方々は、レスキューされた犬達が第二の家庭でなるべく幸せになるように活動なさっています。
元の飼い主がなぜその犬を手放すことになったかですが、いろいろな理由があるでしょう。迷子になってしまった犬、今まで充分愛情を注がれていたが、飼い主の何らかの事情により泣く泣く手放さなければらなかくなった犬、または性格的に問題があり面倒見切れなくなった犬、もいると思います。レスキューから犬を入手する時には、なぜその犬がレスキュー団体に保護されたのか、理由が分かればそれも聞いておいた方がいいでしょう。「性格的に問題があり面倒見切れなくなった犬」は、その犬が元々そういう資質を持ち合わせた犬だったのかもしれませんが、柴犬に関する知識不足の飼い主が、適切な対応をしなかったためにそのような犬になってしまった場合もあります。どちらにしても、「ちょっと難しい犬」であることは事実なので、犬を初めて飼おうと思っている人には、そのような犬はちょっとチャレンジングかもしれません。そして、先住犬がいる場合、その犬との相性も非常に重要な問題になります。迎えようと思う犬がいる場合は、必ず事前に先住犬とその犬を会わせ、問題がないか確認する必要があるでしょう。
NSCAのサイト内に、各地の柴犬レスキューグループのリストがあります。
◆ NSCA Rescue Groups List
以下にウエブサイトがある柴犬レスキュー団体のサイトを挙げておきます。
・Shiba Rescue (北米のリストで、カナダを含む)
・Northeast Shiba Inu Rescue Association (北東部)
・Midwest Shiba Inu Rescue (中西部)
こちらは、レスキュー関連のメーリング・リスト。メンバー数は300名ほどです。
◆ Shiba Inu Rescue
3)生体販売をしているペットショップから買う
私は個人的にこの方法は勧められません。第一に、私は店頭での生体販売に反対だからです。ディスプレーされているかわいい仔犬達を見て、半ば衝動的に犬を手に入れる、という顧客側の態度にも非常に問題がありますが、それよりも生体販売をしているペットショップは、仔犬の心身の健康について、本当によく考えているとは思えないからです。ですが、ショップはビジネスですから、需要があれば供給します。反対に、需要がなくなれば供給もしなくなるのではないでしょうか。このように犬の心と体のケアに対して問題の多い生体販売は、今後なくなるといいというのが私の意見です。
もちろん、ペットショップによって事情は違うと思いますが、仔犬達は一般的に狭いケージやガラスケースの中に入れられ、ディスプレーされる時に一番かわいい仔犬時期であるように、リッターメイトや親犬と早く離され、他の犬との交流もできないまま、犬の成長段階においていろいろなことを学ばなければならない時期を一頭で過ごすことを余儀なくされるわけです。たとえその犬がいい資質を持ち合わせた両親から生まれた仔犬だったとしても、そのような仔犬時代を過ごさなければいけないなら、後々問題がある犬になったとしても、それは仕方がないかもしれません。
そして、生体販売をするようなペットショップに仔犬を卸すのは、信頼できるブリーダーだとは思えません。それでは、仔犬はどこから来るのか。その一つは、「パピー・ミル」と呼ばれる犬を繁殖する「工場」です。犬の資質、健康などにはほとんど注意を払わず、人気のある犬種をとにかくたくさん繁殖することを目的としているビジネスですね。そのような所から来る仔犬達は一般的に、健康上、資質上の問題がある場合も多いのではないでしょうか。
どのような入手先からどのような犬を迎えた場合も、その犬がなるべく幸せな一生を送れるように努力するのが、私達犬飼の責任だと思います。充分な知識を持ち合わせないで行う中途半端な繁殖、そのような繁殖による行き場のない仔犬達の増加、その犬種の資質について充分理解していないために手に負えなくなり犬を手放すこと、など、未然に防げる問題はなるべくそうしたいものだと思います。そいうことを踏まえた上で、Welcome to the Shiba Inu World!
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