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Living: 生活

クレート

 

◆クレートとは?

クレートは、犬や猫をその中に入れておく入れ物で、素材によってワイヤー・クレート、プラスチック・クレート、ソフト・クレートがあります。ワイヤー・クレートは、底の部分以外全てがワイヤー状のもので、組み立てた状態では四角い箱状ですが、折り畳んで平らにできます。右の写真は幸が使っているプラスチック・クレートで、出入り口と両脇にワイヤーのドア及び窓がある他は、プラスチックの箱のような作りになっています。ソフト・クレートは軽量の柔らかい素材でできていて、折り畳んで持ち運びできるものです。形は様々で、四角の箱状のものもあれば、テント状になったものもあります。

 

 
     

◆クレート・トレーニング

クレート・トレーニングというのは、犬をクレートに慣らせて、犬にクレートが自分の「城」だと思わせるようにする訓練です。幸はブリーダーの所にいる時からクレート・トレーニングを受けていて、家に来てからもクレートを使用しているので、クレートのような小さい箱の中に入っていることに慣れています。些細なことのようですがこれは非常に重要で、私が知る限り米国では、仔犬のうちからクレートに入るのに慣れるようにする、クレート・トレーニングが推奨されています。

例えば、犬が入院した場合、動物病院でワイヤー・クレートの中で過ごさなければならないこともあるでしょうし、飛行機での移動には、プラスチック・クレートが必須になります。車に乗せる時、プラスチック・クレートに入れてクレートを固定しておけば、急ブレーキなどの時に犬が座席から転がり落ちることもありません。このようにいろいろな目的で使えるクレートですから、犬をこれに慣らせておくと非常に便利です。十数年の犬の一生において、クレートに入らなければいけない状況がないとも限りません。そのような時に、クレートの中で犬がパニックになってしまうのでは困ります。

クレート・トレーニングをする際一番大切なポイントは、犬がその中に入っていると安心するように思わせることです。ですから、犬が悪い事をしたり犬を叱る時にクレートに入れたり、クレートの中に入っている犬が嫌がるようなことをすると、それは当然マイナスになります。どのような方法でも構いませんから、犬が「ここが好き」と思わせるようにするといいわけですね。

 
     

◆プラスチック・クレート

プラスチック・クレートは、元々犬猫の運搬用にデザインされたもので、そのため箱の上部に取っ手が付いていたり、底に取り外し可能のキャスターが付いていたり、航空会社の規格に合う頑丈な作りになっているものが多いです。幸のクレートもそうで、上部に取っ手がありますし、よく見ると、上下の部分を合わせて固定する留め具や入り口のドアの鍵など、突出物が少ないデザインになっていることに気づきます。運搬中、クレートの金具が何かに引っかかったりするのを防ぐためですね。

元々犬猫の運搬用にデザインされたプラスチック・クレートですが、使用法は運搬のみではありません。実際幸の場合、クレートは夜寝る場所であり、運搬の目的ではほとんど使用していません。このようなクレートの使い方は珍しくなく、私の知り合いの犬飼いはほとんど家でこのタイプのクレートを使用しているそうです。

 
   

◆使用法

幸が小さい頃から今まで共通しているのは、寝る場所としてのプラスチック・クレートの使用法です。幸は夜眠くなると自分でクレートに入って行きますし、私が寝るまで起きている場合には、指示するとクレートに入ります。昼間はドアは開けたままで、幸は好きな時に出入りできるようにしてありますが、夜は幸が入った後ドアを閉めておきます。幸は私が寝ている間中ずっと寝ているわけではないと思いますが、私が朝クレートのドアを開けるまでは、その中で大人しくしています。

寝る場所として使用するのは、ワイヤー・クレートよりもプラスチック・クレートの方が適していると思います。ワイヤー・クレートは、四方+上部から犬は外が見えますし、反対に外からも見られるわけです。プラスチック・クレートは、ドア+窓以外はプラスチック製ですからよりプライバシーがあり、犬は落ち着くのではないかと思います。ワイヤー・クレートを使用する場合は、出入り口以外の三方と上部を布などで覆うことにより、同じ効果が得られるでしょう。

幸が家に来てから一歳頃までは、寝る場所以外の使い方もしていました。留守番をさせる時に、家の中で何か危ないことをすると困るので、クレートの中に入れておきました。クレートの中に入っていると思うと、留守番をさせていても安心ですし、幸は私がいない間クレートの中で安心して寝ていられたようです。

これは一般的に言われていることですが、クレート・トレーニングができている仔犬は、トイレのトレーニングが素早くできるそうです。幸は家に来た時に既に、トイレに行きたくなると外に通じるドアに飛び付いて知らせてくれたので、トイレのトレーニングには全く苦労しませんでした。しかし、犬は本能的に自分の寝場所で粗相することを避けますから、幸もクレートの中に入っている時にトイレに行きたくなると、クレートのドアを前足でガリガリ引っ掻くことにより知らせてくれました。

クレートを置く場所ですが、いろいろな本を見てみると「家族が集まる部屋の片隅がいい」と書かれています。犬がその中に入っている時も家の中の様子が分かりますし、家の中の寂しい場所に置かれて、クレートに入ると犬が疎外感を感じるということにならずに済みます。家では幸のクレートは、居間の片隅に置いてあります。居間のような場所にプラスチックのクレートがあるとインテリア上気になる場合は、ワイヤー・クレートに籐製のカバーのようなものがあるのも販売されています。結構お値段が高いのが難点。

 
     

◆サイズ

幸が現在使っているクレートはDeluxe Vari-Kennelのもので、サイズは幅21と1/2インチ(約55センチ)、奥行き27インチ(約69センチ)、高さ20インチ(50センチ)です。数年前に私がこれを購入した時はintermediateサイズとなっていましたが、一番新しいのはサイズ名と色が変わったようで、これに一番近いのはmediumサイズのようです。これは幸のクレートの二代目のものですが、幸が家に来た当時使っていたのも同じ会社の同じサイズのものでした。

クレートは、大き過ぎても小さ過ぎてもだめで、適当な大きさは犬が中で横になれ、立つことができるサイズ、だということです。このように、幸はクレートの中で楽に立てるので、これは幸には適当なサイズだと言えると思います。

クレートの底に敷く専用マットのような物が市販されていますが、幸の場合は私が作ったこの写真のような敷物、あるいはバスタオルを畳んで使用しています。一週間に二度ほど取り替えていますが、洗濯も楽ですし家ではこの方法に落ち着いています。

 
     

◆ソフト・クレート

幸のクラスメートのハンドラーから、競技会に行く時には折りたたみ式のソフト・クレートがあると便利だと教えてもらって購入したのがこれです。今、このタイプの物が増えて来ていて、いろいろな会社が似たような製品を出しています。私がこれを購入した当時(2003年末)出ていたものを全部比較してみた結果、メッシュの窓/ドアがカバーできるオプションがあり、鉄製の支柱など挿入する必要がないのが一番よさそうだったので、これに決めました。入り口と後ろの部分にジッパーが付いていて、それを閉めることによって組み立てます。この写真では、入り口は開いたままになっていますが、二重のフリップがあり、内側はメッシュ、外側はそれを目隠しできるような構造になっています。メッシュ窓のフリップは、マジック・テープで固定可能。

組み立てた時のサイズは、幅21インチ(約53センチ)、奥行き30インチ(約76センチ)、高さ24インチ(約61センチ)です。この会社は、このタイプのクレートを五つの違ったサイズで出していますが、幸のは一番小さいものの一つ上のサイズです。これは幸がいつも使っているクレートよりもかなり大きいのですが、待ち時間が長くなる可能性がある競技会や、虫が多い所でのピクニックなど、幸と一緒に行動したいけど外に出しておくことが難しい場合などにも使いたいと思ったので、このサイズにしました。

競技会で何度か使ってみて、実はこのサイズはかなり便利だということに気付きました。幸が伏せた状態でも後部に余裕があるので、幸のバッグ(水用ボールその他必需品が入ったもの)を中に入れておいても全く問題ないためです。ソフトクレートは、屋根の部分に水の入ったボトルなど重い物は置けないので、これは重宝しています。

幸と泊りで旅行にでかける時も、このクレートを使っています。ホテルなどに幸を置いて出かける場合この中に入れておくと、知らない所でも幸は安心できるようです。

折り畳むと、この右下の写真のような状態になります。専用のバッグがあり、肩からかけて簡単に持ち運びできるようになっていて、非常に便利です。

 


   

◆惰眠貪り用ベッド

幸は夜寝る時にはクレートの中で寝ていますが、昼間は「惰眠貪り用ベッド」を使用しています。犬用ベッドには、カドラー・タイプ、ビーンバッグ・タイプ、クッション・タイプ等いろいろな種類がありますが、そのいくつかを使用してみた結果、幸はカドラータイプのが一番好きなようだということが分かりました。この写真のように、ベッドの縁に体を付けて丸まって寝ると落ち着くようです。時々、縁の所に顎を乗せて、私の方を見ていることもあります。このベッドのサイズは、長さ28インチ(約71センチ)、幅21インチ(約53センチ)です。これはオフィスで使っているもの。

下のは、幸の二番目のベッドで、家で使っているものです。このベッドを作っている会社では、カバーと本体の別売りもしていて、例えば本体が駄目になった場合、それだけ購入することも可能です。また、予備のカバーが必要という時にも、カバーだけ購入することができます。本体はかなり厚みがありますが、わりとしっかりしているので、体が不自然に沈んでしまうことはないようです。このカバーもフェイク・シープスキンを使っていますが縁の部分だけで、底はコットン地です。色の薄いカバーは汚れが目立ちますし、古くなると洗っても汚れが取れなくなるのですが、底がこのような素材でこのような色だと、そうでもないかもしれませんね。これもサイズは同じで、長さ28インチ、幅21インチです。