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オビーディエンス
犬の躾に関しては、いろいろな考え方があるでしょう。先日ある方に、キャバリアは小型犬なので、いざという時には力で言う事を聞かせることができるから、訓練の必要はないと思っている人もいる、ということをゲストブックで教えていただきました。私はキャバリアやその他の小型犬の事情はよく分かりませんが、確かにそういうこともあるのかもしれませんね。幸が今までいろいろなレベルのオビーディエンス・クラスで一緒になった犬達を思い出してみても、一番サイズが小さいのは常に幸でした。 幸を迎えた4年前頃、私がネットを通じて知った日本の柴犬の飼い主の方々の中には、「オビーディエンス」ということを話題になさる方は全くいませんでした。幸は生後4ヵ月頃からオビーディエンス・クラスに通っていましたが、これは日本ではあまり普通ではないのかなと思い、私も話題にしませんでした。今は私が知っている範囲内だけでも、熱心にトレーニングなさっている方がいます。日本の状況が変わったのか、4年前に私が知らなかっただけなのかは分かりませんが、私には犬の躾にコンシャスな人が増えたように思えます。 仔犬(=幸)を迎えることになったということを、私の周りの犬飼い達に話した時に、皆の共通する反応は「で、パピークラスはもう決めたの?」でした。私はその辺の事情に精通していた訳でなかったので、パピークラスが本当に必要なのかどうか分かりませんでしたが、皆にそれが当たり前のように同じことを聞かれて、だんだんそういうものなのかな、と思うようになりました。今考えてみれば、半信半疑ながらも幸をパピークラスに連れて行ったのは、結果的にはよかったのだと思います。家には先住犬がいたわけでもないですし、近所に定期的に遊べる犬がいるわけでもありませんでした。幸は家へ来るまで、同腹犬4頭と両親犬、そしてその他の犬2頭で構成されるパックの中で暮していたので、他の犬に慣れていないわけではありませんでした。それでも人間とばかり、あるいは反対に犬とばかりいるより、人間にも他の犬にも小さい頃から慣れておいた方がいいわけですよね。パピークラスでは、基本的なコマンドの習得も目的の一つでしたが、いろいろな人間や犬に慣れる、ということも大きな目標だったと思います。 犬が人間社会でコンパニオン・アニマルとして暮していくには、お互いに気持よく暮らせるようにある程度の躾は必要だと思います。ただ、どの程度の躾ができていれば「心地よく一緒に暮らせる」と思えるかは、飼い主によっても、その犬が置かれた状況によっても違うでしょう。例えば、幸の場合は私と一緒に行動しているため、家以外の場所にいる時間が圧倒的に長いわけです。家以外の場所では、その場所によって様々な規則がありますし、いろいろな人と接する機会が多いですよね。ですから、幸がほとんどの時間を家で過ごしているという仮想状況と比較して、私の幸に対する要求度が高くなるのは当然です。 私が幸と細々とオビーディエンス・トレーニングを続けている目的は、タイトル取得でも競技会への参加でもありません。私のとても忙しい友達がトレーニングに行くのを「集中して犬と一緒に過ごせる貴重な時間」考えているのと同じように、私にとっても、幸とそれだけに集中して何かをする時間というのは、とても貴重なものなのです。
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