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NYC



用事があって、二日間だけですがニューヨーク市に行っていました。用事を済ませて帰って来ただけですが、久々に都会に身を置き、新しい発見もあったりで、なかなか充実した二日間でした。

最初に行った所には、この下の写真のコッカー・スパニエルがいました。このオフィスには人訪れることが多いせいか、この犬は知らない人にもとてもフレンドリーです。しかし訪問者がある場合、普段は別の部屋に隔離されているそうです。訪問者の中には犬嫌いの人もいるでしょうから、それは当然のこと。オフィスに通された時にガラス戸の向こうの部屋に犬の姿が見えたので、「犬がいるんですね。私も犬連れ出勤しているんですよ」と言うと、「じゃ、こちらにいてもいいですか」ということになり、私が用事を済ませている間、このスパニエル君はずっと私の足元でくつろいでいました。

この犬は私が遊んでくれる人だと判断したらしく、次から次へとおもちゃを持って来て、私に投げることを強要。二歳半だということなのでまだ若い犬だからでしょうか、遊ぶのが好きなようです。家にも遊ぶのが大好きなのが一頭いますから、私は犬と遊ぶのには慣れています。色々な物を投げたり引っ張ったりして、遊びましたよ。



さて、このオフィスでは珍しい物を見せてもらいました。予約を取った時に「柴犬の根付があれば見せて欲しい」と頼んでおいたのですが、ありましたよ。全くタイプの違うのが四つ。その中で私が特に気に入ったのは、象牙素材で仔犬がアワビの貝殻の穴に通した紐を引っ張っているというデザイン。美術品、特に数百年前の紙類を扱う時にはかなり注意が必要ですが、根付は手に取って触って感じるものなので、美術館の展示を除いてはたいてい触って下さいと言われます。私も経験からそれが分かっていたので、一つづつ手に取って目で見て肌で触れていたのですが、タグを見てびっくり。前述の柴犬の仔犬のデザインの根付のお値段は、8万ドル(約800万円)!小さいタグなのでゼロの数を読み間違えたかと思いましたが、何度見てもその値段。他の物もチェックしてみると、それほどではありませんでしたが、ゼロがたくさん並んだ値段がついていました。値段を知ってしまった途端「ひゃ〜、落としたら大変」と手に持っているのが怖くなったほど(笑)。確かに、彫刻もデザインも素晴らしい根付でしたが、この値段にはびっくりしましたねぇ。私は根付を見るのが好きなのですが、美術館で根付の展示が素晴らしかったのはLACMA(Los Angeles County Museum of Art)です。根付は四方全部に彫刻が施されているのが普通ですが、この美術館では展示の仕方も工夫されていて、鏡を使っていろいろな角度から見えるようになっていました。

二番目に訪れた所は、セントラルパーク・ウエストにありました。約束の時間まで少し時間があったので、セントラルパークをふらふらしていたのですが、その時に柴犬二頭を発見。駆け寄って行って見せてもらいましたよ。どちらもわりとずんぐりした体格で、性格的にはシャイなようです。人間慣れしていない犬はあまりかまわない方が賢明なので、飼い主の方と少し話をして分かれました。

約束の時間が近づいたのでその人のオフィスに行ったのですが、その隣の建物が素敵なデザインだったので、道の反対側(つまりセントラル・パーク側)から写真を撮りました。それが一番上の写真です。その時は気がつかなかったのですが、この建物実は結構有名なものです。The Dakota(ダコタ・ハウス)という建物ですが、ここにはヨーコ・オノが住んでいますし、ジョン・レノンが射殺されたのはこの建物の入口の所だったそうです。

オフィスに入ると、セントラルパークが見下ろせる部屋に通されました。このオフィスは実はこの人の住居でもあるのですが、おもしろいなと思ったのは「これだけの規模の庭(セントラルパークのこと)、それも自分で手入れしなくてもいい庭が楽しめるのは、ここに住む醍醐味だわねぇ」ということ。確かにそうで、その部屋の大きなガラス窓からは、素晴らしい景色が見えました。この人は生まれた時からセントラルパーク・ウエスト付近に住んでいて、「マンハッタンに住むなら絶対にここ」と強い意見を持っています。私はNYCに住んだことがないので分かりませんが、皆さんそれぞれ自分のライフスタイルによって、「住むなら絶対にここ」という場所があるのでしょうね。

隣の建物がダコタ・ハウスだということを聞いたのは、この人からです。この部屋は二方がガラス張りになっている角部屋で、隣の建物もよく見えたのですが、この人によるとダコタ・ハウスの五階はほぼ全部ヨーコ・オノの所有物で、息子のショーンも同じ建物に住んでいるのだそうです。観光バスは必ずこの「観光名所」の前を通るそうですよ。今まで何度かこの辺に来たことがありますし、この建物には見覚えがあったのですが、この人に指摘されてやっと、ばらばらだった情報がやっと一つにまとまったような経験でした。

そうそう、このオフィスにも、とてもフレンドリーな犬がいました。犬種を聞くのを忘れましたが、このメス犬は女性が大好きなのだそうです。私もかなり好かれたようで、カウチに落ち着くと当然のごとくこの犬も飛び乗り、私の膝枕でお昼寝となりましたよ。



二日目にもう一つアポイントメントがあったのですが、場所はアッパー・イーストでした。メトロポリタン美術館の駐車場に車を止めておいたので、用事が終わった後展示を少し見て、その辺をふらふら歩いてみました。美術館は、平日だったにも関わらずかなりの人出。まあ、ここはいつもこんな感じですね。今はルネッサンスのアーティストであるRaphaelの特別展をやっているので、それが注目を集めているようです。

ニューヨーク市に行くとたいてい食事をする場所が決まっているのですが、今回は趣向を変えて居酒屋と蕎麦屋に行ってみました。居酒屋は、一度シティ在住の人に連れて行ってもらったことがある場所ですが、蕎麦屋の方は歩いていて偶然見つけた店。下調べなしで入ると当たり外れがあると思いますが、おいしかった場合には掘り出し物を見つけたようで嬉しいですよね。ちなみにこの蕎麦屋、お味の方はまあまあでした。

NYCは家の方と比べると、ずいぶん暖かく感じました。それに、緑!家の方は既に紅葉が始まっている木々もあるのですが、NYCはまだ緑が元気な印象を受けましたよ。


今日の幸飯:
Wellnessの缶詰大一缶
2006年08月31日(木) No.454

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私が幸です。7歳の柴犬。ただし、Journalの文責は私のお世話係にあります。




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