Archives for March 11, 2007

アンソロジー

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幸の太腿。ちょっとうねって来ましたねぇ。これがもっと顕著になると、アンダーコートが抜けて来る兆候。急に暖かくなったとは言え、まだアンダーコートは必要だと思いますよ。焦らずに、焦らずに。

昨年の12月から文藝春秋社より「はじめての文学」というアンソロジーが出版されています。全12巻で、帯には「小説はこんなにおもしろい!文学の入口に立つ若い読者へ向けた自選アンソロジー」とあります。現代作家の中から12人が選ばれているのですが、それは村上春樹、村上龍、よしもとばなな、宮本輝、宮部みゆき、浅田次郎、川上弘美、小川洋子、重松清、桐野夏夫生、山田詠美、林真理子です。この中で、私が一冊も作品を読んだことがないのは重松清だけで、他の11人の作品は出版されているものはほとんど網羅しています。それならアンソロジーを読む必要はないだろうとも考えられますが、「自選」というところに惹かれて、既に出版されている中で、村上春樹、村上龍、よしもとばななのを見てみました。

結論としては、「やっぱりつまらない...」。自選だから、それぞれの作家がその作品群の中から選りすぐりのを選択したのだろうと思ったのですが、対象が「はじめて文学を読む」人であるせいでしょうか。何だか浅薄なものに落ち着いているような気がします。ただ、村上春樹の短編の一つは全面的に手を加えたということですし、よしもとばななの代表作である「キッチン」は収録されています。でもね〜、もっとおもしろいのが他にもあるでしょう、というのが正直な感想。

久しぶりによしもとばななの作品を読み返しての感想は、「もしかしたらこの作家、語彙が少ないのではないだろうか」ということ。以前から、よしもとばななの作品を読むと、小説を読んでいるというよりはコミックでも見ているような錯覚に陥るのですが、その原因は「限られた状況設定」のせいではないかと思っていました。どれを読んでも似たりよったりで、「こんな話、前にもなかったっけ」ということがしばしば。しかし今回短編を数編読み返してみて、使用語彙数がびっくりするほど少ないことに気付きました。彼女が気に入ったと思われる表現が同作品中のみならず別の作品にも繰り返し登場し、同じ言い回しが多用されているために、どの作を読んでも同じような印象を受けてしまうのでしょう。

まあ、児童文学作家がその対象となる子供向けに平易で限られた数の語彙を用いて表現するのは当然のことなので、よしもとばななのケースももしかしたらそうなのかもしれません。彼女の決まった文体があり、その中で使用される語彙数を意識的に制御しているという可能性です。しかし、作家はその作品で判断されるものであり、少なくとも大人向けの小説を書く人であれば、あまりにも限られた語彙を繰り返し使う文体だと、本人の語彙数を疑われても仕方がありませんよね。

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今日の幸飯:

鶏肉、鶏内臓肉、納豆、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、サフラワー油、サプルメント

March 11, 2007 | Thoughts | Comments Off

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