今月の映画

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今月は色々と忙しかったために、普段ほどは映画を見る時間が取れなかったのですが、時間が取れる時にはなるべく見るようにしていました。前半は先月の終わりに始めた「黒澤プロジェクト」の一環で、黒澤明の作品をまとめて見ていました。これは、黒澤明の作品でまだ見ていないものを見て、過去に見たことがあるのはもう一度見てみようというものです。

今月このプロジェクトのために見たのは、『白痴』(1951)、『隠し砦の三悪人』(1958)、『悪い奴ほどよく眠る』(1960)、『天国と地獄』(1963)、『静かなる決闘』(1949)、『姿三四郎』(1943)、『續姿三四郎』(1945)の7本。以前から、黒澤作品には「裏切られない」というイメージがあるのですが、どれを見てもある程度の水準を保っていることにはいつも感心します。今まで見たものの中でそれほど感動しなかったのは『虎の尾を踏む男達』(1945:GHQに禁止処分を受けたため、公開は1952年)ぐらいです。これは、終戦の年に作られたものですが、映画産業も物資が不足していたのでしょうか。黒澤作品によく見られる壮大さがありませんでした。しかし、戦争中にもこのように映画が作られていたことには、注目すべきだと思います。

黒澤作品以外は新しいものを見ていたのですが、すごくおもしろかったと感じたものはほぼありませんでした。黒澤作品をまとめて見た後だったので、余計物足りなさを感じたのかもしれませんが、内容の薄い作品が多かったのにはがっかり。しかし、映画を見ながら久しぶりにゲラゲラ笑ってしまい、なかなかいいコメディだと思ったのは『ファンシイダンス』(1989年)です。これは周防正行監督の作品で、主演は本木雅弘。岡野玲子原作の同名の漫画を映画化したものだそうですが、漫画的な要素があってなかなか笑えましたよ。

普段あまり見ないジャンルでは、ドキュメンタリー作品を二本見ました。『A』(1998)と『A2』(2001)ですが、どちらも元オウム真理教を取材した森達也監督の作品です。私は、たまたま地下鉄サリン事件があった日の翌日に東京に行ったので、当時のことはよく覚えていますが、このカルト団体についてはあまり知らず、書かれたものを読んだり、映画化されたものを見たりした程度です。このドキュメンタリーを見て、人間が何かを信じるということについて考えさせられました。宗教にせよ、マスコミの報道にせよ、人間は様々なことを信じるわけですが、その基準はかなり曖昧なこともあるように思いました。

今日の幸飯:

鶏肉、鶏内臓肉、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、サフラワー油、サプルメント

May 29 2007 | Film | Comments

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