怪しい人影

幸が膀胱炎になって以来、一日数度チキン・ブロスを飲ませることと、お昼過ぎに一度トイレに連れて行くことを日課としています。それで今のところは問題ないようなので、今後もこの日課は続けて行くつもり。
先日、いつものように幸と散歩に出たら、遠くの方に人影が見えました。幸もその怪しい人影に気づき、そちらの方に行こうとします。

近づいてみると、彫像でした。ここは毎日のように通っている場所なのですが、冬場雪深い時には埋もれて見えなくなっているので、その存在をすっかり忘れていましたよ。
この彫像のモデルになっているのは、ロバート・フロスト。ピューリツッァー賞を四度も受賞したことがある、アメリカの詩人です。ニューイングランド地方の自然をこよなく愛して、それを題材にした詩を数多く作ったことで人口に膾炙している人ですね。

自然の中で思索に耽る彼の彫像が、こんな所にひっそりと存在しているのは意味があることなのですが、それにしても、冬の間はその存在も忘れられてしまうほど人気(ひとけ)のない場所にあるのは、どうなのでしょう。でもその方が、彼も落ち着いて作詩に励むことができそうですね。幸は彼の足下の匂いをしきりに嗅いでいました。
4 Responses to “怪しい人影”
1 らんばれ April 10, 2008 @ 9:09 pm
うちのさちもこないだ某街道沿いにある江戸時代の旅人の銅像の足元を嗅いで、そして頭を上げたとき銅像の組んだ足先にぶつけて「コォーン」といい音を立ててました。
2 らんばれ April 13, 2008 @ 5:53 am
違います。架空の旅人という点では同じですが名前はありません。商家の番頭を想定したその像は片足をもう片足に乗せ、振り分け荷物を脇に置いて煙管で一服していて、その銅像のためにそこの小公園は俗に一服公園と呼ばれています。あいにくその旅人の煙管は前後を撃ち折られて短い紙巻きを持っているように見えます。
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