『ハチ公物語』(1987)

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これは、週末に散歩に行った時に撮った写真。家の裏の道なのですが、落ち葉で一杯ですっかり秋模様ですね。この道は昨年6月に洪水の被害があって以来、ずっと封鎖されたままです。ゲートをすり抜ければ人は通れるので、ジョギングをしている人や散歩をしている人に会いますが、車が通らないので静かでなかなかいい場所です。元々舗装道路ではなく、片側はクリーク、もう一方はクリークの所とすぐ山になっている部分があったりでかなりワイルドですが、それが幸の好奇心をかきたてるようです。

今朝出勤する時に、いつものように幸をバックシートに乗せたら、幸はバックシートの背もたれに前足を乗せた状態で立ち上がり、ずっとガラス窓を見ていました。外に何かおもしろいものでも見えたのかと思ってそのまま走り出したのですが、走っている車の中でもずっとその状態。しばらくすると疲れたのかいつものように座ったのですが、後から夜露で濡れたガラス窓を見てみたら枯れ葉が一枚付いていました。なるほど、幸にはそれが「怪しいもの」に見えたのでしょうか。後ろを走っていた車の運転手にしてみれば、前の車の後ろの窓から犬が自分の方を凝視しているようで、変に思ったことでしょうねぇ。

私の「犬映画プロジェクト」(犬がメインプロットである映画を少しずつ見ていくプロジェクト)が始まる以前から、日本の犬映画はアクセスできる限り極力見るようにしていました。先日(9月12日)Journalに書いた『犬と歩けば チロリとタムラ』(2004年)の他にも、『いぬのえいが』(2004年)、『クイール』(2004年)、『さよなら、クロ』(2003年)、『ドッグスター』(2002年)、『南極物語』(1983年)を見たことがあります。日本の犬映画にどのようなものがあるか調べていた時に、『ハチ公物語』(神山征二郎監督、1987年)があることを発見。是非見たいと思っていました。

先日、その映画を見る機会が。忠犬ハチ公の話は色々なバージョンを読んだことがあるので、映画化されてどんな感じになっているか興味がありました。この映画では、私が知っていたことと異なっている部分もありましたが、それは忠犬ハチ公の逸話自体揺れている部分があるので仕方がないのでしょう。映画として一番気になったのはエンディング。ハチ公が渋谷駅のいつも主人を出迎えていた改札口に所で息絶えたという終わり方なのですが、これが事実とは異なっていることはいいとしても、エンディングの音楽がその場に全くふさわしくないかなり派手なものでがっかり。ハチの横たわっている姿からカメラが次第に遠ざかり、そのまま静かに終わって欲しかったのですが、かなり元気な音楽が流れてエンド・クレジットが流れ始めるんです。私の感性がずれているのかなとも考えたのですが、映画製作者はあの音楽を挿入することで何を表現したかったのでしょうか。

ハチ公が渋谷駅の改札口の所で息絶えたという映画のエンディングが事実と異なっているという点についてですが、ある資料によると、ハチはいつもは行かない駅の反対側に横たわっていたそうです。そして、駅前に日参していたのは、帰って来ないご主人を待っていたのではなく、駅前の屋台の主人がくれた焼き鳥が目的だったとか、死後解剖してみたら胃の中から焼き鳥の串が何本か出て来たなど、知らない方が「忠犬ハチ公」のイメージが美化されたままであるような事実もあるようです。まあ、野良犬だったら食べ物をくれる人は貴重な存在ですし、主人を待つついでに駅前で焼き鳥をもらって食べていたとしても、それは不自然ではありません。しかし、焼き鳥を与える人はなぜ、串のついたまま与えたりしたのでしょうね。当時の犬、それも野良犬の扱いは、その程度だったということでしょうか。

最後の音楽にはがっかりしましたが、一生懸命に主人を待っているハチの姿はやはり感動的です。私は、秋田犬にはあまり馴染みがないのですが、あのぐらいのサイズの犬だと、人間が犬を連れているというよりは、人間と一緒に歩いているぐらいの存在感がありますね。そして、秋田犬の仔犬もかわいいです。柴犬とはまた違った可愛さがありますね。

ハチ公のプロフィールですが、1923年11月10日生まれで秋田県大館市出身。1924年1月14日から東京帝国大学(現東京大学)の上野英三郎教授宅で飼われることになりました。1925年5月21日に上野教授が急逝後も、渋谷駅での出迎えを続けたために、忠犬ハチ公と呼ばれることになります。ハチが亡くなったのは1935年3月8日だったそうです。渋谷駅のハチ公口にハチ公像がありますが、あの像は戦後1948年に再建されたもの。元のハチ公像が建てられたのは1934年4月だったのですが、戦争中にハチ公像も物資として戦争に駆り出されることに。ハチ公像があるのは実は渋谷だけでなく、ハチの出身地である大館駅前にも同じ銅像が建っているそうです。そして、この駅のホーム内には「JRハチ公神社」があるのだとか。写真を見る限り、鳥居の下にコミカルなハチ公像があるだけのもののようですが。ハチ公は剥製となり、上野公園内の国立博物館に保存されているそうです。ハチ公の隣には、『南極物語』の樺太犬ジロの剥製も展示されているとのこと。

この他に見つけた日本の犬映画は、『ハラスのいた日々』(1989年)と『マリリンに逢いたい』(1988年)ですが、これらもいずれ見てみたいと思っています。

忠犬ハチ公のおはなし

http://welcome-shibuya.net/history/hachiko/

今日の幸飯:

ターキー肉、ターキー内臓肉、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、アップルサイダー・ビネガー、サプルメント

September 19 2006 | Dog Books & Movies | Comments

2 Responses to “『ハチ公物語』(1987)”

  1. 1 doggie September 21, 2006 @ 1:55 am

    マユミさん、食品成分のわかるサイトをありがとうございます。金曜から一週間、家を空けるので帰ってきてからゆっくり検索しようと思います。レオは留守番なのでご飯をどうしようか迷っていました。ドッグフードも大丈夫だと思いますが、今更ドッグフードには戻したくなくてマユミさんのサイトに出てくる市販のオーガニックの缶詰などを探したのですが、どうしても発注になり出発前には間に合いません。やっとこれならと思われるものを見つけて、販売してるところへ出かけたら、日曜日でお休みでした。すっかり日曜だと言うことを忘れててショックでした。だめもとでレオのベビーシッターさんへご飯の件で私の要望を話したらokしてくれたので助かりました。以前に一度、レオが吐いたことがあるのでベビーシッターさんは手作りご飯に躊躇していました。前回は火を通したサーモンで吐いてしまったのですが、サーモンがだめになってました。
    私たちが帰宅した日の出来事だったらしいので、その日私がサーモンをチェックしたらにおいがしました。ベビーシッターさんが与える前に確認してくれたら・・・・とも思いましたが、それはおかどちがいですね。私の準備がいたらなかったんですね。だから今回もまたホームメイド?とちょっと疑わしく聞かれましたが、二日前にフリーザーから出しておけば大丈夫と説明しておきました。
    明日材料を調達して準備します。一週間分でもかなり重労働です。
    私の持ってるフードプロセッサーは3カップの小さいもので、何度も稼動しないといけません。(愚痴を言うんなら大きいものを買いなさいよ!!・・・独り言)
    レオは64パウンドです。以前は70パウンド近くありました。太っていたわけでもありません。ちゃんとあばら骨、背骨も触るとわかるし、ウエストもくびれてました。それでも体重が落ちたのはきっと小太りだったのかなぁなんて思ってます。従来、適した体になったと思いたいです。

    「柴犬集まれ」のメンバーに入れてもらえるのですか?
    レオはラブミックスですが。(時々シェパードミックスと言われますが)
    入れてもらえるのならお願いしたいです。犬大好きですが、彼らのことはわかっているつもりでわかっていません。情報交換できればうれしいです。

  2. 2 mayumi September 21, 2006 @ 1:47 pm

    doggieさん、犬のお世話を人に頼むのは、なかなか難しいものですね。私も長期不在の時に何度か頼みましたが、食事に関しては「これだけ与えてもらえばほぼ問題なし」ぐらいの状態にしていかないとうまくいかないことに気付きました。不在前の忙しい時に何十食もの幸飯を作るのは大変なのですが、幸の健康にはかえられませんからね。

    レオ君、柴犬だとばかり思っていました。私の勘違いですね。すみませんでした。もしよろしければ、サイト内のゲストブックの方でお写真を見せていただけると嬉しいです。

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