Archives for the 'Dog Information' Category
爪切り談義

前回クラスに行った時、クラスが始まるまでいつものように皆で雑談していました。その時にバーニーズ・マウンテン・ドッグのハンドラーが、「皆さん、爪を整える時に、電動ヤスリを使っている?」と訊きました。私は以前使ったことがあるのですが、幸が爪に伝わる振動をどうしても怖がるので、結局マニュアルのヤスリに落ち着いています。他のハンドラーの答えは様々でしたが、皆それぞれ爪切りの「流儀」があるようでおもしろいなぁと思いました。
爪を切る体勢も、犬種や犬のサイズによって多種多様なようです。バーニーズ・マウンテン・ドッグのハンドラーは、犬の背面から被い被さるようにして切る、と言っていましたし、ESSのハンドラーは、犬の正面に座ると「お手」の状態で切らしてくれると言っていました(羨ましい...)。本業が動物病院で働くテクニシャンであるハンドラーは、仕事の一部ですから爪切りはどの犬種でもお手の物。自分の犬もグルーミング・テーブルに乗せてするそうです。犬飼い歴がまだ短くて自分では切れない、と言っていたハンドラーもいました。私が、「お腹を上にした状態で犬を膝の上に座らせて切る」と言ったら、びっくりされました。その日は、中型、大型の犬種ばかりだったので、そんなことができるなんて、信じられないということのようです。
この体勢に落ち着くまでには、色々試行錯誤がありました。幸が飛び降りられないような高い所に乗せて切ったこともありますし、それこそ被い被さるようにしてやってみたこともあります。しかし、幸の体を固定するには、だっこしているのが一番やり易いという結論に達しました。
それでは、私流の爪切り方法をご紹介:
1)道具(爪切り、ヤスリ、ハサミ、止血剤)を全てテーブルの上に出しておく。
2)幸をだっこして、椅子に座る。
3)幸のお腹が上を向くような体勢にして、膝の上に座らせる。
4)一気に切ると大出血する恐れがあるので、薄皮を剥がすように少しずつ切っていく。
5)このように切っていると、段々爪の切り口からクイックの先が透けて見えてくるので、そこで切るのを止める。
*幸のように爪がピンクの犬は、爪の外側から見てもクイックが見えるのですが、黒い爪の場合はそれが難しいと思います。しかし、爪の切り口からはクイックの先端が見えるはずなので、それを目安にしたら切りすぎて大出血ということは避けられるのではないでしょうか。
6)前足、後足合計18本(狼爪も短く切る)このように切ったら、一本ずつヤスリで切り口をスムーズに整える。
7)パッドの回りの毛をパッドぎりぎりまで切り揃える。
8)幸を褒めて、おやつを与える。
爪切りの頻度は、一週間に一度です。爪入りは、ギロチンタイプのを長年愛用しています。パッドの間の毛を切る時に使うハサミは、実は長毛犬種の耳の毛を整えるためのものとして売られていたものですが、先が丸くなっていてパッドを傷つけてしまう可能性が低いので、これを使っています。

これは後ろ足(立った状態)。だいたいこのぐらいに保つようにしています。

前足の内側にある狼爪(ろうそう)も伸びて来るので、短くしておきます。

犬が立った時に、床や地面などに触れるのはパッドであって、爪は着地している必要はありません。床の上を犬が歩いた時にカシャカシャと音がしたら、爪が伸び過ぎているということですね。

以前、舗装された道を定期的に歩いている犬は、爪が伸び過ぎることはないということを聞いて、今ほど頻繁に爪切りをしなかったことがあります。しかし、「伸び過ぎることはない」というのは、爪が伸び過ぎて丸まってしまったり、伸びた爪先がパッドの方まで届いてしまったりすることがないというレベルの話であって、不必要に伸ばさないためには、やはり定期的な爪切りが必要だと思います。定期的に切っていれば、クイックが伸びすぎて切れなくなるということもなくなりますしね。
動物病院やグルーミング・サービスがあるケンネルに連れて行けば、プロが爪を切ってくれますが、私は爪切りのためにわざわざそのような所に連れて行っている時間がないので、ずっと自分でやっています。そう言えば幸は、私以外に爪を切られたことが一度もありません。プロはどのようにするのか、そして幸はどのような反応を示すか、一度見てみたい気もしますね。