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手作りの家

昨日の続きの写真数枚。これは、波紋が怖い幸。腰が引けていますよね。
この下の写真もそうなのですが、尻尾に注目。ほどけています(笑)。

さて、本題。夕べは、招待されて友達のお宅に行って来ました。私が住んでいる地域は田舎で、例えばニューヨーク市のように軒並みおもしろいお店があって、今度はどの店に行ってみようかと迷うほど選択肢が豊富な土地ではないので、「一緒にご飯を食べましょう」ということになると、たいていどちらかのお宅でということが多いです。今回も例外ではありませんでした。その友人は、一人が建築家、もう一人が彫刻家というカップルで、最近建てた家が手作りだと聞いていたので楽しみにしていました。建築家が自分が住む家をデザインするというのは珍しいことではありませんが、彫刻家の方は大工仕事も得意なのだそうで、二人で協力して、全てというわけではありませんが作っちゃったわけですね。
敷地内には森あり池ありで、かなり広大です。その広大な敷地にぽつんと家が建っているのですが、ドライブウエイに車を止めるなり、大きな犬二頭に吠えられました。ワイマライナーとイエローラブなのですが、来訪者に大喜びだったわけです。犬飛び出し防止の柵を開けてもらって、犬にモミクチャにされながら家の中に。洋犬のフレンドリーさは色々な所で経験していますが、大きな犬、それも二頭だと迫力があります。
このワイマライナー君、後二ヵ月で14歳になるんですって。白内障が進み、長く寝ていて立ち上がろうとした時に関節が痛むらしく、しばらくぎこちなくなる他は、元気なのだそうですよ。聴力は、「selectiveになっている」と飼い主の方が言っていましたが、「都合のいいことは聞こえて、そうではないことは聞こえない(ふりをする)」ということらしいです。まあ老犬になったら、そのぐらいの我がままは許してあげましょうか。
この犬のお客さんの歓迎の仕方は、少し変わっています。私がホスト達と話をしながら立っていたら、いきなり脚の間から犬の頭が。このワイマ君、お客さんに後ろからそ〜っと近づき、股の間に体を滑り込ませるのが得意技なのだそうです。私もその歓迎方法を経験したわけですが、この犬の上に乗っているような格好でした。私は大きな犬との生活に慣れていないので、大型犬と一緒にいて起こることに時々びっくりすることがあります。幸サイズの犬が股の間をすり抜けても、「え、何か起こった?」程度で済みますが、ワイマのように体高のある犬だと「馬乗り」状態になるわけですね。
話が「手作りの家」から逸れましたが、このお宅の間取りは一階のスペースはほぼオープンになっていて、そこにはリビング・ルーム、ダイニング・ルーム、キッチンがあります。その他にバスルーム(シャワー+トイレのみ)と建築家のオフィス。二階にはマスター・ベッドルーム、セカンド・ベッドルーム、ゲストルーム、フルバスルーム。そして、地下には彫刻家の工房があります。実はこのお宅、まだ作っている途中なんですって。もちろん、人間が暮らすのに不便ではない程度にはなっているのですが、例えば、一階のシャワーを付けたのはつい最近のことだったり、庭を見下ろせるデッキがこれから付く予定だったり、二階に通じる階段にレーリングがなかったり(これがあるかないかによって、家の保険の値段が変わったりするのです)、ドア枠がまだないために、きちっと閉まるはずのドアがスイングする状態になっていたり(笑)。地下の工房もそんな感じで、作品製作のための材料なのか、家を作った残りの材木なのか分からない類いの物が積み上げてありましたよ。
しかし、出来上がった部分はどこも素敵です。私が特にいいなと思ったのは、建築家のオフィスの床。日本語ではなぜか「フローリング」と呼ばれている木を使ったものなのですが、その木は建築家のご両親のお宅に使われていた木材なんですって。それを床に使えるように加工してもらって、敷き詰めてあります。親の代の家の一部が子供の代の家にそのような形で引き継がれていくのは、素敵ですよね。
「これから」の項目の一つがキッチンの床でしたが、今は木がむき出しになっています。いずれ、コルク素材の床になる予定なのだそうです。コルクの床、いいですよね。柴犬大輔君と姫ちゃんのお世話人、シオンさんのカナダのお宅のキッチンもそうなのですが、とても素敵でした。バスルームの床と壁はスレート・タイルなのですが、これは私も好きな素材です。彼らは買って来たタイルを自分で適当な大きさに切って、組み合わせて敷き詰めたそうです。バスルームのシンク台も手作りで、なかなかいい感じでした。
手作りなのは建物だけではありません。敷地の整備も彫刻家がやっていると聞いてびっくり。パワーシャベルを知人に借りて、それを使ってならしているのだそうですが、「今日も数時間頑張ったんだけど、慣れない作業だからなかなかはかどらなくてねぇ」と言っていました。でも、偉いですよね。そこまで自分でしようとするのは。
このような手作りの家は、自分たちの時間や労力を使って作っているので、コントラクターを雇うよりも安上がりになりそうですよね。しかし、実際は反対。例えば建築家のオフィスの床ですが、木材自体はリサイクルでも、その加工と仕上げには新しいものを入れてもらうよりもずっと費用がかかったそうです。
手作りの家を見せていただき、おいしいお食事を頂き、犬に歓迎されて話も弾み、とても楽しい夕べになりました。次回は家に招待するつもりですが、こんなカップルだったら他の人の家の構造にも興味があるでしょうね。
今日の幸飯:
鮭、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、フラックスシード・オイル、サプルメント