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Fading Puppy Syndrome

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今日から普通時間に戻りました。最近朝起きても真っ暗で、暗がりで支度をして出かけるというような毎日だったので、この一時間の違いは大きいです。これから冬至(winter solstice)までは、どんどん日照時間が短くなっていきます。因に今日のこの辺の日照時間は10時間23分で、明日は今日より2分41秒短くなるそうです。一番短い時は、8時間台になっていたはず。その頃は暗がりで生活しているような気がするだけでなく、実際にそうなんですよね。一日の2/3は暗いわけですから。

この一時間の差ですが、幸にはかなり影響が出ているようです。まず、散歩の時間。幸は毎日の散歩の時間がだいたい分かるようなのですが、今日はほぼその一時間前に惰眠貪り用ベッドから起き出して来ました。そして、食事。幸飯は一日一度晩に与えているのですが、昨日から今日にかけて一時間ずれたということは、いつもの食事の時間を一時間過ぎているということになりますよね。新しいスケジュールに慣らすためにいつもの時間に与えたのですが、それまでにはお腹が空っぽだったようです。

さて今日は、Fading Puppy Syndromeについて。トレーナーCさんの8歳のブラック・ラブのお産が、予想よりはるかに大変なことになり、Cさんを含め皆驚いていました。この犬は過去に何度かお産をしたことがあり、今回までは問題が皆無だったので余計です。しかし8歳という年齢を考えると十分高齢出産の部類に入るでしょうし、年齢が上がれば人間と同様、妊娠・出産に伴う様々なことが、若い時よりも困難になるのではないでしょうか。コロスケさんが教えて下さったことによると、柴犬の交配は8歳ぐらいを目処にすることが多いそうです。犬の8歳というと人間の50歳近いはずですから、そのぐらいが妥当なのでしょう。このブラック・ラブも、今回のお産を最後に、不妊手術を施す予定だったそうです。

術後しばらく十分に授乳ができなかったこともあり、この母犬の6頭の仔犬達(下の写真)はもう一頭の同じ頃に出産したラブの8頭の仔犬に比べると、「小人のようだ」とのこと。上の写真が三日早く出産したチョコレート・ラブですが、この仔犬達と下の写真の仔犬達を比べると、その大きさの違いは歴然としていますよね。それでも、この仔犬達も順調に毎日少しづつ大きくなってきているそうです。そしてもう一つおもしろいと思ったのは、「大きさは違っても生後同じ頃に同じようなことをし始める」ということ。先週Cさんに会った時には、チョコレート・ラブの仔犬達がゴソゴソし出したと言っていましたが、かなり小さいブラック・ラブの仔犬達も同じようにゴソゴソしようとし始めているそうです。

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このブラック・ラブは全部で10頭出産しましたが、一頭は死産、一頭は出産後圧死、後の二頭はFading Puppy Syndromeで亡くなってしまいました。このFading Puppy Syndromeのことは、Cさんに聞いて初めて知ったのですが、調べてみると色々と面白いことが分かりましたよ。

これは犬にも猫にも起こる可能性があるので、正確にはFading Puppy and Kitten Syndromeというそうです。生後まもなくから九週目ぐらいの間に起こるのですが、仔犬や子猫が突然死してしまう症候群だそうです。原因は、私の手元にある「犬版家庭の医学」のような本を含め、多くの資料には「不明」と書かれています。しかし、私が読んでみた記事(”Fading puppy and kitten syndrome: Do you know the signs? “ Veterinary Medicine, November, 2005) には大きく三つに分けて説明されていました。その三つは、環境的な要因、遺伝子及び先天的な要因、伝染性の要因の三つです。

1 環境的な要因

1)低体温症または高体温症
生後一週間の仔犬や子猫の体温は、周囲の気温に左右されるそうです。そのため、寒くなり過ぎたり暑くなり過ぎたりということが簡単に起こるのだそうですよ。しかし、生後仔犬・子猫を十分暖かくしておくと、暑すぎればハーハーと口呼吸で体温調節をすることを一週間以内に学ぶそうです。仔犬・子猫の体温が低過ぎると、消化することも母乳を飲むこともできなくなり、心拍数の減少と共に、循環器系、呼吸器系が正常に機能しなくなるそうです。仔犬・子猫が低体温症になると、死に至るまでにそれほど時間を要しないので、それが疑われる場合にはすぐに獣医に診察をお願いすること。高体温症は低体温症に比べると少ないそうですが、気温が高い地域では起こりうるそうです。

2)母犬・母猫が原因
肥満の母犬・母猫、高齢の母犬・母猫は、そうでない母犬・母猫と比べると仔犬を亡くしやすいそうです。

3)母犬・母猫の育児拒否
母犬・母猫が仔犬・子猫に寄り添って横になろうとしない、仔犬・子猫を温めようとしない、母乳の量が十分でないなど。大型種や体型が樽型の犬・猫は、仔犬・子猫を誤って踏んでしまったり仔犬・猫の上に体重をかけてしまったりすることが起こるそうです。

4)周囲に存在する毒素
仔犬・子猫の皮膚は非常に薄く、そのため大人の犬猫に比べると化学物質を皮膚から吸収しやすいそうです。また、化学薬品を鼻から体内に吸い込むことも懸念されます。そのため、産箱内の敷物の素材や掃除に使う薬品には注意する必要があるそうです。パイン・オイル、フェノールの使用を避け、漂白剤や第四アンモニウム化合物を仔犬・子猫が直接皮膚に触れることがないように気をつけるべきだということです。このような薬品を使用して掃除をした場合には、仔犬・子猫をその場に戻す前に薬品が完全に除去できたことを確認しなくてはいけませんね。

2 遺伝子及び先天的な要因

1)身体的欠陥
口、肛門、頭蓋骨、心臓に先天性の欠陥がある仔犬や子猫はそれほど珍しくないそうです。スイマー・パピー及び子猫(歩き始める時期になっても足の裏で体を支えることができず腹這い状態なので、前進しようとすると泳いでいるように見えることから)は、胸部が平坦で幅広であるので、すぐに分かるそうです。胸腔に胸骨が入り込んでしまっている漏斗胸は重大な欠陥。このような身体的欠陥のある仔犬や子猫は、直ちに専門家に診てもらう必要があるということです。

2)出生時の体重
子猫の出生時の体重が90グラム(35オンス)以下の場合、生存率は非常に低いそうです。仔犬の場合は、犬種によって異なります。仔犬は毎日出生時の体重の5%〜10%増、子猫の場合は毎日7グラムから10グラム増が平均だそうです。犬のトイ・ブリードの仔犬の体重が着実に増えない場合は、低血糖症である可能性が高いとのこと。授乳の間隔が適当でない場合に、低血糖症になりやすいそうです。

3 伝染性の要因

1)バクテリア感染症
仔犬・子猫の免疫システムはまだ発達していないため、汚染された環境では胎盤、臍、胃腸、呼吸器から感染が起こりやすいそうです。嘔吐、下痢、鳴き続ける、発熱、授乳ができないなどの症状がある場合には専門家の指示を仰ぐ事。

2)ウイルス感染症
様々なウイルス感染が可能ですが、仔犬ではヘルペス・ウイルスによる感染が多いそうです。このウイルスに感染している仔犬は、鳴き続けたり腹痛があったりするそうです。犬パルボウイルス・タイプ1に感染すると、鳴き続ける、授乳拒否、嘔吐、下痢、呼吸困難などの症状が露呈するそうです。

3)腸内寄生虫
回虫と鉤虫は胎盤を通して仔犬や子猫に伝染するため、それらを持って生まれる仔犬や子猫は多いそうです。回虫は、母乳を通しても仔犬や子猫に伝染されるそうです。

‘Syndrome’(症候群)という名前がついているのである特定の病気のように思いますが、この場合はそうではなく「様々な症状」をこのように呼んでいると考えた方がよさそうですね。

今日の幸飯:

ターキー肉、ターキー内臓肉、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、マツヨイグサ油、サプルメント

October 29, 2006 | Dog Information | No Comments

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