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旅

仕事の旅で、テネシー州に来ています。米国50州のうち行ったことがない州はわずかなのですが、その一つがテネシーで、今回その一つを制覇したことになります。南部にはなかなか行く機会がないので、そういう意味でもこの旅を楽しみにしていました。しかし観光ではなく仕事の旅なので、準備がつきものです。ですから、いつも旅の前は竜巻に巻き込まれたように忙しくなり、寝不足とストレスでフラフラになりながら、やっとのことで飛行機に乗り込むという状態なのですが、今回も例外ではありませんでした。
おまけに空の旅は予測が付かないことが多いのですが、今回の旅もまたいろいろありましたよ。まずは空港へ行く途中の天候。天気予報をチェックした時には悪くなるような話はなかったのですが、一時間ぐらい車で走った後で大雨になりました。気温が低くなかったので雪ではなく雨で済みましたが、それにしてもワイパーをフル操作しなければならないほどの雨量。そんなことは全く聴いていなかったので、「天気予報の嘘つき〜」と思いながら運転していましたよ。
その天気のせいかどうか分かりませんが、最寄り空港から乗り継ぎ空港までの飛行機が遅れました。乗り継ぎ空港でのトランジットの時間が一時間ほどだったので、間に合うかどうか心配していたのですが、案の定また空港を走る羽目に。着いたゲートは10番代、次に乗るフライトは60番代のゲートという離れた場所で、ただでさえ飛行機が遅れて遅くなっているのに、その移動に時間がかかりました。途中まで走ったのですが、間に合わないことが確実だと悟りました。そんな時にちょうど移動用の電車が止まり、それに飛び乗ることに。やはり走るよりずっと速いです、こんな電車。
息を切らしながら出発ゲートに着くと、登場時間はとっくに過ぎていたのにまだドアも開いていないし、人がたくさん待っていました。しばらく待ってみたのですが、遅れている理由が説明されません。カウンターの前には長蛇の列です。そんな所にいちいち並ばなくても、登場が遅れて理由を説明するべきだと思い、しばらくその辺に待機していましたが、そのような動きは全くなし。側にいた人数人に聞いてみても「さあ...」という返事。仕方がないので、私はしなければならないことをすることにしましたよ。
実はこの乗り継ぎ空港で、私は二つのミッションがありました。一つは晩ご飯に何か食べる事、もう一つはコンタクトレンズの保存液を買うことです。早目の昼ご飯を食べてから何時間も飲まず食わずでしたし、目的地に着いてからでは遅すぎるので、その空港での待ち時間に食べるのがちょうどよかったわけです。
先日のロンドン・テロ未遂の後、機内持ち込み手荷物の規制がまた変更になり、液体は全て3オンス以下の容器で、全ての液体類を1クォートのプラスチック・バッグに入れないといけないという規則になりました。つまり、シャンプーやコンディショナーなどを3オンス以下の容器に入れ、それらを1クォートのバッグに収まるようにしなければいけないということです。旅の準備をしていた時に、シャンプー類は問題なかったのですが、コンタクトレンズの保存液の一番小さいものが、どれも4オンスだということに気付きました。コンタクトレンズの保存液のようなものは、衛生上別の容器に移し替えるわけにはいかないので、そのまま持って行く必要があるわけですが、市販されているものどれを見ても4オンスなんです。TSAのサイトで機内持ち込みの規則について調べた時に、コンタクトレンズの保存液が医薬品と考えられるという記述が見られなかったため、「じゃ、4オンスじゃだめじゃない」と思い、結局セキュリティを通ってから買うつもりで持って行きませんでした。
最寄り空港で、セキュリティを通った後でゲート近くの売店で聴いてみたのですが、どこもそんな物は置いていないという返事。ですから、その乗り継ぎ空港でぜひとも手に入れる必要があったわけです。その晩コンタクトレンズの保存液がないのと、晩ご飯を食べないでお腹が空くのを比較すれば、絶対にコンタクトレンズの保存液の方が大切なことが分かります。それで、搭乗の様子を気にしながら、その辺の店に探しに行きました。
実は最寄り空港で聞いてみた時に、コンタクトレンズの保存液は医薬品扱いになるので、3オンスでなくてもいいということが分かりました。ですから、普通のドラッグストアで売っている4オンスのでもよかったわけですが、持って来なかったものは仕方がありません。しかし、あったんですよ、2オンスのが。数日の滞在ですから、2オンスで十分です。右がこれまで旅行用に使っていた4オンスの保存液。左が今回見つけた2オンスの。

それを買って急いでゲートに戻ると、まだ同じ状況。それなのに何の説明もなく、ゲートの所にも遅れるというサインも出ていませんでした。しばらく待っていると、「フライト・アテンダントの一人が遅れていて、皆揃わないと搭乗手続きができない。彼が来次第搭乗を始めます」とのアナウンス。どういう理由でこの人が遅刻して来たのか分かりません。単なる遅刻かもしれませんし、どこかから乗り継いで来る飛行機が遅れたための遅刻かもしれません。とにかく、一人の遅刻のために何人もの乗客が迷惑する羽目に。
こういうのが一番困るんですよね。遅れるという表示があれば、その時間までに戻って来られるように晩ご飯を買いに行くこともできたのですが、「来次第」ではいつ飛行機が出発するか分かりません。それで結局晩ご飯のミッションは諦め、ゲート近くで待っていることにしましたよ。出発予定時間を20分ぐらい過ぎてから、この遅刻フライト・アテンダントがばたばたと到着。その後すぐに搭乗となりましたが、結局目的地には1時間遅れで着きました。
空港からシャトルに乗り、泊ることになっていたホテルに向かいました。チェック・インしようとすると、「予約がありません」との返事。私は予約した時にもらった予約確認番号を持っていたので、それを見せて向こうの手違いだということが分かりましたが、夜中近くになって「予約、入っていません。今晩は満室で部屋がありません」なんてことになったら、目も当てられませんよね。
何とか無事に部屋にたどり着き、翌日の準備を少ししてから吸い込まれるように眠ってしまいました。