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Letters from Iwo Jima (2006)

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幸、気持ち良さそうに寝ていますね。このところまた激務で、幸のこんな姿を見て癒されています。

毎年、オスカーが決まる前に作品候補に選ばれたものぐらいは見ておこうと思うのですが、機会を逃したり忙しくてそれどころではなかったりで、結局今回も見たのはBabel だけでした。しかし近所の映画館では、この週末のアカデミー主催を前に候補作品が上映されていて、先週から今週にかけてはLetters of Iwo Jima (Clint Eastwood, 2006) だったので、思い切って見に行くことにしました。上映最終日の最終回(つまり平日の晩の一番遅い回)だったのですが、無理をしてでも見てよかったと思っています。

この映画は、第二次世界大戦中の硫黄島の戦いについてで、この史実をアメリカ人監督が日本の視点から描いたものです。ですから、名前の付いている登場人物は一名(アメリカ人兵士で捕虜になった人)以外全て日本人で、それも渡辺謙を始め結構なメンバーが揃っています。映画中の使用言語は、某俳優の何を言っているのかよく分からない英語の台詞(捕虜になった兵隊に、自分がオリンピック選手だった旨を語る場面)以外は全て日本語です。

この映画、戦争映画の中ではかなり異色な存在ではないでしょうか。私は戦争映画というジャンルに興味があり、特に日本のものはかなり見ていますが、その中で日本人監督が例えばアメリカの視点から戦争のある部分を捉えて描いた映画というのは、思い当たりません。Tora, Tora, Tora(Richard Fleischer, Kinji Fukasaku, 1970) のように、監督も日米双方で使用言語も場面によって日英であるようなものは存在しますが、「米監督によって日本の視点で描かれた戦争映画」というのは、かなり珍しいのではないでしょうか。

戦争はどこで行われるどんな戦いでも、緊張感、絶望感、疎外感な様々な感情が伴うものであると想像しますが、特に、海以外に逃げ場のない島という舞台で行われるものには、さらに複雑な感情が絡んで来るように思います。この硫黄島の戦いのケースもそうで、逃亡しようとしても一体どこへという場面に遭遇すると、文字通り八方塞がりであるわけですよね。

この映画は、「米監督により日本の視点から描かれた戦争映画」という観点では、目新しいかもしれませんが、しかしこの映画も結局、全ての戦争映画に通じるメッセージを発しています。それは、「戦争は全て、無意味な人と人の殺し合いだ」ということ。よく「戦争映画は殺し合いの場面が続き、あんな酷いものは見ていられない」と敬遠する人がいますが、私は、自分が幸い経験したことのない悲惨な状況をあたかも本物であるように描いて見せてくれる映画は、二度と同じ間違いを繰り返さないためにも、目をしっかり開けて見ておくべきだと思います。

この映画には千人針のことが出て来ますが、後から調べてみたら私が知らなかったことが一つありました。千人針は、第二次世界大戦中に行われた合力祈願の一つですが、白い布に赤い糸で千人の人に人針ずつ結び目を作ってもらうものです。出征する兵士はこれを持って戦地に赴き、銃弾避けのお守りとしてお腹に巻き付けたりしたそうです。私が知らなかったのは、「寅年の人は自分の年齢だけ結び目を作ることができる」ということ。つまり、寅年生まれの女性は、「一人一針」のところ自分の年齢の数だけ結び目を作ることができたそうです。これは、虎が「千里を行き、千里を帰る」という故事に基づいてるそうですよ。

今日の幸飯:

鹿肉、鹿内臓肉、牛肉、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、サフラワー油、サプルメント

February 23, 2007 | Film | No Comments

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