Archives for March 2007
現代日本演劇体験

日本の現代演劇のフィールドはあまり馴染みがなかったのですが、色々な形で刺激を受けるのは非常に大切なことなので、見に行って来ました。パフォーミング・アーツだけではなく、様々なフォームでのアーツの世界に触れるといつも思うことですが、人間の想像力及び創造力は時代と共に変化するものの、尽きることはないのではないかということ。今回のプロダクションも、「まあ、よくこんなことを思いついたものだねぇ」と感心するようなものでした。
今回見たものの内容に関しては、人間の愛や憎悪などの根本的な感情は、年月を経ても変化するものではないことを一番強く感じました。つまり、1000年ほど前に書かれたそのような感情をメインプロットとする話を現代風にアレンジすることは可能で、そのようにアレンジしたものを現代人はまるで自分のことであるかのように理解できるというわけです。1000年前も現在も、そのような感情に変化がなければ理解できるのは当然なのですが、それを今回再認識したわけですね。
演劇の手法に関しては、テクノロジーの進化により様々なことが可能になることを感じました。今回の場合は、テクノロジーと言っても基本的なもので、最新のものというわけではなかったのですが、それがうまく利用されていたために洗練された出来になっていたと思います。そして、役者のモノローグが延々と続く場面があるのですが、ああいうタイプの芝居は難しいのではないかなと感じましたよ。
映画でも芝居でも、ただおもしろかった、つまらなかっただけでなく、見た後で色々考えさせられるものは、やはりそれなりの質を持ち合わせていて、私の思考にチャレンジして来るのでしょう。今回のも、見終わった後に色々疑問も残っているので、これからも時々思い出して反芻するのではないかと思います。
ただ一つ不快だったのは、劇中に煙草を吸う場面があって、役者がステージの上で本当に煙草を吸っていた(吹かしていた)こと。アートなのですから、あの場面でどうしても煙草を吸わなければならない、というのは理解はできるのですが、これだけ禁煙が健康を害するもの、故に公の場ではするべき行為ではないと定着している国で、なぜわざわざお金を払って芝居を見に行き、そこで煙を吸わなければならないのかと思った人もいるはずです。ステージで煙草を吸っていれば、その煙は当然客席の方にも来るわけで、咳をしていた人もいましたよ。私も喫煙には敏感な方なので、この部分に関しては、喫煙に関してわりとおおらかな日本で上演する場合とそうではない日本以外の場合に、微調整が必要なのではないかと思いましたね。あるいは主催者側の方で、そのような場面があることを予めパンフレットに書いておくべきではないでしょうかね。
今日の幸飯:
鹿肉、鹿内臓肉、納豆、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、サフラワー油、サプルメント