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『椿三十郎』 (1962)

数日前にばかみたいに暖かい、というより暑い日があって、春なのかなと思っていたのですが、ここ数日は平年並みに戻っているようです。今朝の気温は摂氏だと1度。昨日の午後に散歩に出かけた時も、手が冷たくなるほどの気温でした。しかし、そんなところにまた春の写真到着。東京の某所の藤の花だそうです。藤の花の紫色は、本当にきれいですね。
今日は映画の話です。黒澤明監督の作品は好きで、機会があるごとにぼちぼち見ているのですが、彼の作品を見れば見るほど思うことは、
1)作品のタイプが多岐に渡っている
2)どれを見ても期待を裏切らない
の二点。
こちらで一般的に手に入るのが侍もの中心であるために、黒澤明というと「ああ、侍映画の監督ね」と認識している人が多いようなのですが、黒澤明はそんなに単純ではありません。確かに侍映画も多いのですが、例えば古いものでは『わが青春に悔いなし』(1946)、新しいものでは『まあだだよ』(1993)など、侍とは全く違ったトピックの作品も多々あるのが事実。
しかし今回見てみたのは、侍もののジャンルに入るもので、『椿三十郎』。この名を名乗る浪人が主人公です。浪人ものにありがちなストーリーで、その点では平凡なのですが、全体に「コメディ」が漂っているんです。風流な名を名乗るこの粗野な浪人と奥方のテンポの異なる対話や、捕虜になった男性の言動など、台詞の端々に「笑っちゃう」要素が含まれていて、久しぶりに「ああ、おもしろかった」と思える映画に出会えました。
そういえば、この「〜三十郎」という名前。「椿三十郎」だけではないですね。『用心棒』でもやはり浪人が名前を聞かれ、窓の外に桑畑が広がっていたことから「桑畑三十郎、あ、もうすぐ四十郎だけどね」と同じような台詞を言います。その浪人役はどちらも三船敏郎なので、「え、前に見た映画でも同じ台詞を言ったじゃない」と一人で突っ込んでしまいましたよ(笑)。
今日の幸飯:
雉肉、雉内臓肉、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、サフラワー油、サプルメント