Archives for May 13, 2007
VAへ(2)

土曜日は一日中仕事だったのですが今日は午前中で終わり、午後は州内に住んでいる友達に会いました。彼女は、私が今回訪れた場所から車で二時間ほどの所に住んでいるのですが、VA行きの話をすると会いに来てくれるとのこと。前回会ったのは2003年にオレゴンででしたから、本当に久しぶりです。車で二時間ほどの距離とは言え、仕事がお休みの日にわざわざ来てもらうのは申し訳ないと思ったのですが、こんな機会でもないとなかなか会えないですからね。楽しみにしていました。
お昼頃待ち合わせて、町中でまず腹ごしらえ。それから町中を漫ろ歩き。古い建物が残っている地区で、おもしろいものをたくさん見ましたよ。中でも初めて見たのが、soda fountainがあるdrug storeです。昔は、ドラッグ・ストアー内にはソフト・ドリンク等が飲めるバーがあったんです。その存在は、色々な米国小説を読んでいると出て来るので知っていましたが、実物を見たのは初めて。残念ながら日曜日でお店は閉まっていたのですが、友達が見つけて教えてくれました。

その後は、少し観光することに。山の上にMonticello(モンティチェロ:イタリア語で「小さな山」の意)という、トーマス・ジェファーソン(1743−1826)の邸宅があり、そこが博物館として保存されているのでそれを見に行ったわけです。ジェファーソンは第3代の大統領で、ジョン・アダムスが第2代大統領だった時の副大統領でもありました。ラシュモア山に彫られている四人の大統領の一人でもあります(他は、ジョージ・ワシントン(第1代)、エイブラハム・リンカーン(第16代)、そしてセオドア・ルーズベルト(第26代)の三人)。
これが、モンティチェロ。思ったよりも小ぶりな建物でした。まあ、ロタンダを見た後で見たので、そう思ったのかもしれませんが。個人の邸宅としては、十分過ぎる広さですよね。

この建物は世界遺産で、1938年から2003年までに発行された5セント硬貨と、2006年から現在まで発行されている5セント硬貨の裏にデザインされています。昨日見たバージニア大学の一校も彼のデザインで、これも世界遺産なのだそうですよ。建物の中心部分のデザインが似ていますよね。この家は1769年に建築が始まり、1809年に完成したそうです。つまり、完成までに40年の歳月が費やされたということですね。
駐車場からシャトルバスのようなものが出ていて、山の上に到着すると家の正面玄関からツアーが始まります。19世紀始めに完成した建物ですから、そこにそのままの状態で建っていること自体、考えてみるとすごいことなのですが、壁も床も当時のもののままなのだそうですよ。ですから注意が色々あり、飲み物を持っていた子供は、こぼすと大変なことになるので気をつけるように言われていました。そして、建物内での写真撮影は禁止。携帯電話の使用も禁止です。
これは、家の片側に広がっている「家庭菜園」。「家庭菜園」という規模のものではないのですが、ジェファーソンはここで自給自足の生活を目標としていたそうです。しかし、当時彼は100人以上のスレイブを使って生活の全般の世話をしてもらっていたわけですから、自給自足と言っても大変な仕事を彼自身がするわけではなく、皆そこに住み込みで働いている人達の仕事だったわけですよね。この畑の脇には、スレイブが住んでいた掘建て小屋が並んでいたそうですよ。今はその土台だけが残っています。

世界遺産に指定されている建物は米国に10あるのですが、私が行ったことがあるのは、ペンシルバニア州フィラデルフィアにある独立記念館(Independence Hall)、ニューヨークのリバティ島にある自由の女神像(Statue of Liberty)、モンティチェロとバージニア大学の四カ所です。因に、日本で世界遺産に指定されているのが何か調べてみたのですが、法隆寺地域の仏教建造物、 姫路城、古都京都の文化財、白川郷・五箇山の合掌造り集落、原爆ドーム、厳島神社、古都奈良の文化財、日光の社寺、琉球王国のグスク及び関連遺産群、紀伊山地の霊場と参詣道となっています。この中でまだ行ったことがないのは、琉球王国のグスク及び関連遺産群、紀伊山地の霊場と参詣道の二つ。熊野には昨年日本に行った時に行きたいと思っていたのですが、日程が合わず断念。次回は是非行ってみたいですねぇ。沖縄には一度行ったことがあるのですが、やはり遠いしなかなか行きにくいですね。
モンティチェロ
http://www.monticello.org/