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メールのマナー

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ある言語の母国語話者であるという理由だけで、その言語を正確に使うことができるというわけではないことは、周知の事実です。しかし、「言語の正確さ」についても議論の余地があるところで、正確さは時代と共に変化する可能性がありますし、文法的には正しいとは言えなくても人口に膾炙していて、その表現を用いて大多数の人々の間でコミュニケーションが成立するなら、それを受け入れないことは不可能でしょう。ですから、何をもって正確であるとするのかはなかなか難しいところなのですが、ある表現やその使用法について違和感を感じるからには、何かその原因があるはずです。

先日、全く知らない方から日本語のメールが届きました。読んでみると、内容は依頼です。つまり、「これこれをしてくれ」という内容なのですが、最後に「締め切りは〜日となっております」と書かれていて、一体このメールの差出人は、私がどのような反応をすることを前提にこのメールを送りつけて来たのだろうか、と疑問に思ってしまいましたよ。

依頼のメールなら、私がそれを承諾するかどうか確認することが先決で、それが確認できないうちから「これこれをこうして下さい」「締め切りは〜日までです」という具体的な内容を提示するのは、段階を踏んだ依頼の仕方だとは思えません。例えば、誰かに推薦状を書いてもらいたい時にメールで依頼する場合、まずその人が推薦状を書いてくれるかどうか確認しますね。これは、こちらが書いてもらいたいと思っても、断られる可能性もあるためです。その後で具体的な内容、つまり送付先や締め切りなどの詳しい情報を伝え、後に結果を報告してお礼を述べるという、だいたい三段階を経るように思います。この人の依頼も、内容は違っても「〜して下さい」という点では同じわけで、このメールを読んで、「承諾するかどうかの確認が取れないうちから具体的な話をして、どうするの」と思ってしまいましたよ。この人は、効率的に物事を運ぼうとしたのかもしれませんが、全く知らない人に何かを頼む場合、効率性が最重要な要素だとは思えません。

しかし矛盾することに、メールの冒頭には「はじめまして。突然のメール、失礼いたします」と書かれているんです。メールというのは通常突然であるもので、メールを送るのにわざわざ電話などで断ってからというケースは、稀だと思います。全く知らない人からのメールに、このような手紙の常套句が使われていることが時々あるのですが、丁寧に書いたつもりでも、手紙とメールの根本的な差異を正確に把握していないために、滑稽な結果になっているわけですね。慣用表現は、ただ使えばいいというものではありません。

このメールを見た時に、「あなたの依頼は突然なだけでなく、唐突なんですよ」と思わず突っ込んでしまいましたよ。

いただきものの写真: 「クジャクサボテン」という花なんですって。すごく存在感がある花ですね。

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今日の幸飯:

ダック、ダック内臓肉、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、サフラワー油、サプルメント

May 24, 2007 | Thoughts | No Comments

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