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ライム病ワクチン接種

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これは、獣医のオフィスの診察室のドアに貼ってあったポスター。「この地方でライム病が見つかっています」と書かれています。図は、拡大されたダニ。

今日は、幸をライム病のワクチン接種に連れて行きました。いつもお願いしている獣医に会ったのですが、「今年からライム病のワクチンが変わって、リアクションを起こした犬が何頭か出ているので、オプションを話し合いましょう」と言われました。近年幸地方ではライム病のケースが増えているので、今年から使用されているのは去年までのよりも効果が高いものなのだそうです。効果が高いということはそれだけ強い薬であり、そのためにリアクションが起こる確率も高くなるそうです。幸は以前、ジステンパーのワクチンにアナフィラキシー・ショックを起こしたことがあるので、それを心配していたわけですね。

獣医と二人で考えたオプションは以下の通り:

1)ワクチン接種をしない
2)まず抗ヒスタミン剤を接種して、その後でワクチン接種を行う
3)今はしないで半年後ぐらいに再検討する

それぞれのオプションと、それに伴うと予測される事態とリスクについて話し合いました。

1)ワクチン接種をしない

ワクチンを接種することにより少しでもリスクがある場合には、しないのが一番です。前述のように幸はジステンパーにリアクションを起こしたことがあるので、それ以来そのワクチン接種は行っていません。獣医と話し合って、ジステンパーに罹る可能性とワクチン接種を行ったために起こるリアクションによる体への負担について検討した結果、しないというオプションがベストであろうという結論に達したためです。ケンネルに預けるなど、ワクチン接種に関する書類を提出する必要がある場合は、獣医からの許可書を提示すれば問題ありません。つまり、法律的に接種を義務づけられているワクチンは狂犬病だけですから、他のは飼い主の判断でということになっているわけですね。

過去二年間、ライム病のワクチン接種をした後に、幸は接種部位の痛みにより座れない、伏せられない、元気がなくなるという状態になりました。これも立派なリアクションなので、ライム病ワクチンも「しない」オプションを選択したいのですが、それにはリスクが伴います。幸地方では近年、毎年犬のライム病のケースが70〜80あるためです。ライム病はマダニによって媒介されるものですが、鹿や野鳥などが保菌動物になるため、そのような野生動物が多く生息する地域ではライム病が起こりやすいということですね。家の庭に鹿が来ることは昨日書きましたが、全ての鹿がマダニを運んでいるというわけではなくても、その可能性があることは否定できません。

そして、ライム病は一度罹ってしまうと、薬で完治する場合とそうでない場合があるそうです。完治できなかった場合には、改善・悪化を繰り返すそうですが、いつ悪化するか分からない持病を抱えているというのは考えものです。

2)まず抗ヒスタミン剤を接種して、その後でワクチン接種を行う

アナフィラキシー・ショックはアレルギー反応の一つですが、薬物などの外来抗原に対する過剰な免疫反応が原因で、ヒスタミンなどが放出するために毛細血管拡張が起こり、それによりショックに陥る症状です。ですからこれは、抗ヒスタミン薬を事前に接種することによって、緩和することができます。抗ヒスタミン薬の副作用は滅多に起こらないそうですが、中には抗ヒスタミン薬により元気がなくなる犬もいるそうです。この獣医の経験では、ライム病ワクチンでアナフィラキシー・ショックを起こした犬はまだいないそうですが、ワクチン接種を行うなら、幸の場合は抗ヒスタミン薬を使うというオプションがいいとのこと。

3)今はしないで、半年後ぐらいに再検討

これは私が提示したもの。ライム病のワクチン接種は、一年に一度の頻度が奨励されています。しかしある研究によると、このワクチンは一年半ほど有効期間があるそうなので、去年の今頃接種を受けた幸の体内に、全く0の状態ではないはず。しかし、ちょっとタイミングが悪いわけですね。マダニが活発になるのは今から初秋の頃で、この時期は一番体をプロテクトする必要があるわけです。

ですから、必要なものは今しても半年待っても同じだということで、するなら今、しないならしないというオプション、つまり、#1か#2にすることに。この辺のライム病発生の事情を考慮すると、しないというオプションはリスクが大きすぎるという結論に達し、結局#2を選ぶことになりました。

さて、幸の反応ですが、やはりかなりひどいリアクションが起こってしまいました。ワクチン接種をした後数十分は様子を見るために獣医のオフィスにいたのですが大丈夫そうなので、途中で抗ヒスタミン剤を買うためにドラッグ・ストアに寄ってから帰りました。

【ワクチン接種一時間後】

オフィスに戻ってからしばらくはほぼ普通だったのですが、ワクチン接種から一時間ほどしたら接種部位が痛くなって来たようで、座れず、伏せられず、ずっと立っていました。ワクチンを入れたのは左後ろ足なのですが、その部分をよく見てみると腫れてきています。

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【ワクチン接種三時間後】

ずっと突っ立ったまま。痛みのせいなのか、リラックスできなくて疲れているせいなのか、断続的にヒンヒン鳴いています。接種部位の左後ろ足は、ぱっと見ただけでもはっきり分かるほど腫れてしまいました。その部分をそろ〜っと触ってみたのですが、かなり痛いようで叫んでいました。

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【ワクチン接種四時間後】

腫れ続けています。いつもなら、一日のほとんど寝ているのですが、立ったままでは寝られません。動くのもつらいのか、一カ所にずっと留まっています。それで、断続的にヒンヒンと。

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【ワクチン接種7時間後】

ヒンヒンと鳴くことはなくなりましたが、腫れがもっとひどくなり、測ってみたら直径3インチ(約8センチ)の範囲でボコッと腫れています。

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【ワクチン接種8時間後】

そろそろいつもの散歩に時間になったので、外に連れ出しました。8時間もずっと起きているだけでなく、その間ずっと立っているのでかなり疲れていると思いますが、一通りのお仕事をして、無理しない程度に散歩をして帰ってきました。

【ワクチン接種9時間後】

9時間も立ったままなのですから、足腰がだるくなって来たのでしょうか。座ろうとするのですが、痛くてヒッと声を上げながら飛び上がっています。腫れもまだひどく、このような状態。

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この後オフィスから家へ移動。せめて楽しみにしている幸飯を与えようと思い、準備を始めました。幸は家に帰って来ても座れない、伏せられない、ベッドに入れないということで、リビング・ルームの真ん中に突っ立ったまま。しかし、呼ぶとキッチンに来て、いつもよりもゆっくりでしたが幸飯を完食。実はその中に抗ヒスタミン剤を入れてあったのですが、全く気づかなかったようです。一錠25mgですが、その半分を投与。

【ワクチン接種10時間後】

ベッドでくつろぎたかったようですが、中に入ってみたものの座れず、伏せられず、ベッドの中でしばらく突っ立っていました。ベッドに入る時に段差があるのをなるべく平らにしてみたり、色々工夫したのですがやはりだめか。

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【ワクチン接種11時間後】

人間でも11時間も突っ立ったままだったら、疲れますよ。幸ももう限界だったらしく、クレートに入って行きました。しかし、やはり座れず、伏せられず。仕方がないので、クレートの中で突っ立っていましたよ。

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頭だけクレートの入り口から出して、カタツムリ状態になっています。そろそろ抗ヒスタミン剤が効いてくる頃ではないかと思いますが。

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【ワクチン接種12時間後】

やっと横になることができました。それにしても、丸12時間も立っていて、さぞかし疲れたことでしょう。幸が楽に寝られる場所に移動できるように、今晩はクレートのドアを開けておきました。

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去年までもライム病ワクチン接種後に、座れない、伏せられないという症状が出ましたが、12時間もその状態が続くということはありませんでした。去年までと比較して、どれだけワクチンが強くなかったのか分かりませんが、幸の反応を見てみると相当「効果的」なものになっているようです。今年は、獣医と十分検討した結果ワクチン接種を行うことにしましたが、来年はこの記録を元に獣医と再検討する必要がありそうです。

かかった費用

1)診察料:$28.50(去年:$26.25)
2)ライム病ワクチン:$24.00(去年、一昨年:$24.00)
3)抗ヒスタミン剤(50mg):$13.02
計:$65.52

*その他に市販の抗ヒスタミン剤

今日の幸飯:

ダック、ダック内臓肉、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリ、セロリ、リンゴ、パセリ、キャロブ、ケルプ、アルファルファ、生姜、ガーリック、サフラワー油、サプルメント

June 4, 2007 | Health | 6 Comments

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