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ひやっとしたこと

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昨日の晩のことですが、私は用事があって手が離せなかったので、幸をトイレに連れ出すのを人に頼みました。ほんの五分ほどのことなので、私も気軽に頼んだのですが、それが大間違いでしたよ。たまたま私が家にいたのでよかったのですが、そのお世話を頼んだ人だけだったら事故に繋がっていたかもしれません。

少し前からのことなのですが、幸はあるフォビア(恐怖症)を持ってしまいました。それは、ドライブ・ウエイからポーチに上がる二段のステップを怖がるようになったこと。どういう原因でそんなフォビアを持ち始めたのか不明なのですが、恐らく凍りついて滑りやすくなっていた時に足を滑らせたか、あるいはステップを上ろうとした時に膝が痛かったかで、それが恐怖体験として認識されてしまったのだろうと思います。

それまでは何の問題もなく、ステップなんてそこにないかのように暮らしていたのに、ある日突然そこを上りたがらなくなりました。しかし、それがいつもではなくなぜか、夜、それも上る時だけなんです。昼間は全く平気ですし、降りるのは昼でも晩でも問題ありません。ですから、恐怖体験が「夜」と「上がる」に結びついているのは明らかなのですが、毎日使うものを怖がるようになって困っていました。一度おだてて、なだめて、すかして問題なく上れたこともあったのですが、そこを上ることを回避するためなら何でもするという勢いで来るので、最近はだっこして上っていました。本当なら、毎晩トイレのために外に連れ出す度に「怖くない」と認識するためのトレーニングをするべきだったのですが、この厳寒地で一月のすごく寒い時期に、それも夜に暗がりでそんなことをしていられません。それが今回のことの原因になってしまったわけです。

夕べ、お世話をお願いした人が幸を連れ出してしばらくしたら、幸を呼ぶ大きな声が聞こえました。リードを付けて外に出ているのだから、幸を呼ぶ必要はないはず。私は家の中にいたのでびっくりして外に出てみると、その人が「幸の首輪が外れた。呼んでも来ない」とパニックになっていました。幸はどこかと探してみると、ドライブ・ウエイを出て公道にぽつんと立っているのが見えました。家の回りは街灯がないのでいつもは真っ暗なのですが、この日はたまたま月が明るかったために幸の姿が見えました。私は、幸が呼んでも来たくない原因が分かっていたので、幸の側まで歩いて行って、つまりステップから離れた位置に立って、幸を呼びました。幸はステップの方には来たがりませんでしたが、別の場所なら呼べば来ると思ったからです。案の定ちゃんと戻って来ましたが、夜でしたし冷や汗ものでした。

かわいそうだったのは、そのお世話を頼まれた人です。その人には、一応幸がそのステップを怖がる旨を話してあったのですが、たいしたことではないと思ったようで、上りたがらないのでリードを引っ張ったそうなんです。その時に首輪が抜けたというわけなのですが、そんなに緩くしてあるわけではない首輪が抜けるほど引っ張ったのでしょうか。幸も、怖くて上らないためにはすごく力を入れて抵抗していたはずなので、そのためだと思われますが、その人は本当にびっくりしたことと思います。

こういうことが起こった時に一番大切なのは、こちらがパニックにならないこと。こちらが動揺していることを犬が悟ると、犬の方がパニックになったりするためです。私は過去数度の首輪抜けの経験からそれを知っていたので、何事もなかったかのように手ぶらで幸の方に近づいて、当然のことのようにこちらに来るように言ったら、幸は問題なく来ました。こういう時に、首輪やリードを持って捕獲体勢に入ると、パニックになる犬もいると思います。

とにかく、何事もなくてほっとしました。と同時に、寒くてもこのステップを怖がらないトレーニングをしなければならないと思いましたよ。早速明日から始めます。

January 24, 2008 | Sachi | 2 Comments

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