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Kite Aerial Photography

アルゼンチン人の写真家Esteban Pastorino Diaz(エステバン・パストリノ・ディアス:1972−)は、独創的な自作カメラで撮った写真で有名ですが、その一つが凧を使ったものです。それを実演してくれるということなので、見に行って来ました。
この上の写真が本人ですが、まずこのような凧を組み立てます。この日はあまり風が強くなかったので、凧を三つ繋げたものを作りました(緑の凧の先にもう一つ黒いのがあります)。そこに、下の写真のカメラを取り付けるわけです。凧が天高く舞い上がったら、手で持っている凧糸にするするとこのカメラを通し、リモコンで遠隔操作して写真を撮るのですが、このカメラは、凧糸からぶら下がった時に水平に保たれるように作られています。

これはつまり、凧の視点から世界を見てみようというプロジェクトですね。と口で説明するのは簡単なのですが、実際にやってみるとかなり難航。まずこの日の風に問題がありました。かなり風が強い日だったのですが、風の吹き方が常に吹いているのではなく、時々突風が吹くという感じ。
写真左には旗があるのですが、その旗の具合を見ながら風を探ります。

今だ!という時になったら、急いでお手伝いの人に一番端の凧を持ってもらって、この写真家は走ります。

最初に凧をテストした時には、割といい感じでするすると凧が上がって行きました。

しかし、この後カメラを取り付けようとした時に風が急に弱まり、断念。1時間ほど風を待っていたのですが、結局実演は成功しませんでした。すごくおもしろいアイデアだと思うのですが、このように自然に左右されるものは、なかなか難しいですね。しかし、だからこそ撮れた写真には価値があるのだと思いますが。
彼のこのプロジェクトで撮った作品をいくつか見てみましたが、建物が模型のように見える不思議な写真になっていました。とてもおもしろいですね。