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McKenzie Brothers

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先日カナダ人の友達が、「この映画を見るとカナダ英語の特徴がよく分かるよ」と勧めてくれた映画を見てみました。The Adventure of Bob and Doug McKenzie: Strange Brew (1983) というものです。主演はMcKenzie Brothers という二人組で、その役はRick Moranis とDave Thomasによって演じられています。「兄弟」となっていますが、これはもちろん架空の兄弟です。映画の内容自体は、二度見たいというものではありませんが、カナダ英語に馴染みがない人にとっては、確かにその特徴がよく分かると思います。

英語は世界の色々な地域で話されていますが、その土地によってかなり特色がある言語です。米国とカナダは同じ北米大陸にあるので、英語もそれほど違わないと思いがちですが、そうではありません。カナダのスペリングは米国のと違いますし(例えばMSWordにはカナダ英語用のスペリング・チェッカーがある)、発音やイントネーションにも微妙な違いがあります(米国は国内でも発音やイントネーションの違いが大きいのですが)。

しかし決定的な違いは、「eh」の用法です。これはカタカナ表記すれば「エ」になりますが、日本語の終助詞のように文尾に用いられます。しかし、日本語の終助詞との違いは、オールマイティであることでしょうか。日本語の終助詞の場合、例えば「か」は疑問、「ね」は同意・確認、「よ」は主張・明示などそれぞれ固有の意味がありますが、カナダ英語の「eh」は文脈によって色々な意味になります。

例えば、It is hot today, eh? という文があったら、これは「今日は暑いねぇ」と相手に同意を求める意味になりますし、It is hot today, eh? Something cold would be nice. とあったら、「今日は暑いよね。だから、冷たいものがいいね」という感じで、確認の意味になります。

2004版のCanadian Oxford Dictionaryによると、この「eh」はマニトバ、オンタリオ、ニューブランズウィックでは頻繁に使われますが、ケベック、サスカチュアン、ブリティッシュ・コロンビア、プリンス・エドワード・アイランドと三つの準州(ユーコン、ノースウエスト、ヌナブト)ではあまり使われず、ノバスコシア、アルバータ、ニューファンランドでは使われることは珍しいそうです。

この「eh」ですが、使われる地域でも多用すると、日本語の「あのさぁ、昨日さぁ、友達に会ってさぁ、カフェに行ったんだけどさぁ、そこのさぁ、コーヒーがさぁ、まずくてさぁ...」というようにあまりシャープな話し方には聞こえません。ですから、カナダ人なら全て「eh」を使うかと言えばそうではないですし、よく使われる州の人でも、その人の教養レベルによって使用頻度は違うと言えると思います。カナダ人全てが、I am Canuck, eh!なんて言うわけではないということですね。

注:Canuckは、「カナダ人」を意味するスラング。

April 29, 2008 | Thoughts | 2 Comments

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