Archives for May 14, 2008
ブータン美術

3月にブータンのアーティストを訪ねたのですが、その人の作品が先日届いて、美術館に寄贈される前に一時家で預かっていました。ブータン美術においてこういう宗教画は珍しくなく、これも伝統的な構図ですから、どちらかと言えば見慣れたタイプの作品。
しかし、細部をよ〜〜く見てみると本当に細かい作業で、気が遠くなるほどです。例えば、仏陀の頭のツブツブの部分やその背景の樹木やモクモクとした模様など、これだけの細かい作業を完成させるのに、どれほどの時間がかかっているのだろうかと思ってしまいますね。

彼の作品にはここそこに金が使われていて、その金粉を見せてもらいましたが、金の値段が上がると、当然のことながら作品の値段も上げなければならないそうです。作品の大きさや構図の複雑さにもよるそうですが、一作仕上げるのに数ヶ月かかるそうで、膨大な時間と努力が注ぎ込まれていることが分かりますね。
美術に限らず何でもそうですが、何かに秀でている人というのは本当に尊敬してしまいます。