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日系カナダ人収容所

今日は午前中から出かけました。目的地はニュー・デンバー(New Denver)という所で、ここには第二次世界大戦中に日系カナダ人及び日本人が強制収容されたキャンプ跡があります。第二次世界大戦中に強制収容されたのは、米国の日系人及び日本人だけでなく、同じことがカナダでも行われていたわけです。
数時間車を運転してその場所に着くと、こんなサインが。

Labor Dayの後は訪れる人がぐっと減るせいか、今は金、土、日の三日間、それも正午から午後5時までの5時間しか開いていないと書いてあります。ここを目的に運転して来たのに閉まっていて、がっかりしてしまいました。ゲートの外からでも建物や庭の様子が見えるので、写真を撮ったりしていたのですが、そうこうしているうちに女性が二人やって来ました。この二人もかなり遠くから運転して来て、ここに来るのは二度目なのに一度目も二度目も閉まっていたとがっかりしていました。まあ、お互いに予め調べて来なかったのがいけなかったのですが。
しかし、この女性の一人が管理人の親戚だかの人を知っているそうで、ここから数ブロックのその人の家まで行ってくれました(山の中で電波が届かず携帯が使えなかったため)。私達は門の外でその人を待っていたのですが、その時に日系人っぽい顔をした人がやって来ました。驚いたことに、その人はここを管理している組織のメンバーだそうで、昼休みにちょっと寄ってみたら門の前で数人待っているのが見えたので、と言ってゲートを開けてくれました。建物の鍵は開けられないけど敷地内を見てもらいたいと言われて、「休館」にも関わらず入れたというわけです。その人は「私は仕事に戻らないといけないので、最後に出る人は門の鍵をかけておいてね」と言って去って行きました。セキュリティの面ではいい加減と言えばそうなのですが、「せっかく来たのだから是非見ていって欲しい」という意気込みが感じられて、とても嬉しかったです。
当時日系カナダ人収容所に収容されていたのは全部で2万84人で、その内訳は以下のようになっています:
カナダで生まれた日系カナダ人:6067人
カナダに帰化した日本人:6529人
日本人:9476人
米国籍の日系人:12人
収容所跡は現在ここニュー・デンバーにしか残っていないのですが、当時はここだけでなくBC内のいくつかの場所に分かれていました。

その人達が暮らしていた家、というよりshackと書いてある通り掘建て小屋なのですが、それを見ると、この小さな居住スペースにかなりの数の人々が住んでいたそうで、びっくりしました。

庭もきれいに整備されています。

これは外に設置されていたトイレですが、男女三つずつのトイレを50人ぐらいでシェアしていたそうです。

この収容所からすぐの所に、湖畔庭園という庭があります。

日本式の庭になっているのですが、これが湖のすぐの所にあってすごくきれい。

湖へもすぐに降りて行けるようになっています。水が冷たいので泳げる湖ではありませんが、ボート遊びをしている人を見かけましたよ。

このきれいな湖と景色を見ながら、第二次世界大戦の傷跡はまだ世界各地に残されていることを実感しました。しかし、このような傷跡を見て「ああ、こんなことがあったんだ」と思うだけではなく、現在及び将来への教訓として役立てていかなければならないのですよね。